#Silhouette Extra Tale 製作秘話 !v27=1 !v28=1 !v35=1 !v36=1 1つの影が辿った特別な物語……。 偶然か、運命か……。 幾多の数奇なめぐり合わせを経て、 この物語は終幕を迎える……。 ……。 いえ……。 まだ、終わっていない……。 ……消さないと。 あいつを消さないと……。 私の時間を奪ったあいつを……。 !wait40 \f[16]えっ……出番くれる……? \f[16]しかも気の済むまでOK? \f[16]……。 !wait40 終幕を迎えた物語は、今ここに至る……。 そして、ついに……。 !wait80 !se(Action)爆発音 !bgmファンキー @50 \f[40]ついに私の出番よー!! 短編ギャグばかり書いてた作者が 無謀にも挑んだシリアスっぽい長編作品。 『Silhouette Extra Tale 〜セト物語〜』 ここにようやく完結っ!! @101 ちょ、予告お姉さんはっちゃけ過ぎ!! @411 しかも冒頭の会話は何だったんですか!? @50 気にしない気にしない♪ なんたってここは私の絶対空間。 今まで出られらなった分 目いっぱい喋り倒すわよー♪ @102 いや、だからってこれは長すぎじゃ……。 @50 えー、13作品分の予告空間の時間 合わせればまだまだ足りないくらいよー。 @410 そう考えれば、確かにそうだね……。 @202 本当に長かったからな……。 @250 最初は中編シリアスなどと 題打って投下したくせに、 これは明らかに長編だろう。 @50 全くよね。 このお話、プロット段階では 全8章の合計300KB程度を 見込んでいたはずなのよ。 @102 それが終わってみれば 全10章の合計500KBオーバーですか……。 @202 しかもシリアスなのか、これ? ギャグとかバトルも入っているし……。 @250 しかも話がかなり軽いな。 @410 ジャンル的には、 ファンタジー系のお話だったよね。 @50 この作者、重い話や暗い話が 極端にダメだからね。 これが限界だったらしいわ。 @705 この3流作者がー!! 重い話がダメなら 俺を起用すればよかったじゃねーか!! @100 あ、クロウにアホリスと呼ばれたリス君だ。 @720 それは言わないでくれ……。 @50 みんなギャーギャーうるさいわよ。 少しはあの子を見習ったらどうなの? @400 ……。 @250 犬山はさっきから静かだな……。 @412 緊張でもしてるのかな? @102 (……まさか) @708 へへへっ、じゃあ俺様が 緊張をもみほぐしてあげないとな。 @400 ……。 @705 さあさあ、セトちゃん! この俺と遊んでエンジョイしようぜ! @709 もちろん何やってもOKさっ! !bgm @400 ……じゃあ消えて。 @701 ……へっ? @400 『火炎』。 !se(Action)爆発音 !wait5 !se !se(Action)爆発音 !wait5 !se !se(Action)爆発音 !wait5 !se !se(Action)爆発音 !wait5 !se !se(Action)爆発音 !wait5 !se !se(Action)爆発音 !wait5 !se !se(Action)爆発音 !wait5 !se !se(Action)爆発音 !wait5 @1 \f[44]「ぎゃああああああ!!」 !wait40 !bgm緊急事態 @411 キャアアアア!! @201 シシトのリスが消された!? @252 おい、今のは一体なんだ!? @400 何って、ただの『火炎』だよ。 @252 ただの!? @201 魔法使ったことはスルーかよ!! @101 違う、あれはセトじゃない! \s\f[44]リセットだあああ!! @411 なんで!? 眠ってるんじゃなかったの!? @400 だって本編終わったし……。 @101 いや、それよりもセトはどうしたのさ!? @400 大丈夫だよ、私が出ている間は 眠っているだけだから。 言いたい事だけ言ったら戻るから安心して。 @102 言いたい事? @404 えいっ!! !se(Shooting)撃破A !bgm @105 \f[44]ガハッ!! @252 む、村上ぃぃー!! @201 シシトが蹴られた!? @105 ナ、ナンデ……。 !wait20 !bgmサスペンス @400 ……。 あなた、自分のやった事分かってるの? 私、ずっと見てたんだよ。 @102 み、見てたって何を……。 @400 今まであなたのやってきた 許せない行為……。 忘れたなんて言わせないよ。 @102 ぼ……僕の許せない行為? @252 お、おい、これってまずくないか? @411 大変、このままじゃ シシト君まで消されちゃう!! @50 ……。 @202 な、なあ、予告のお姉さん。 早く何とかしないと本当にヤバイぜこれは。 @50 ……。 !wait20 !bgm 別に大丈夫よ。 @202 へっ? @50 まあ見てれば分かるわ。 @400 ……。 なんでなの……。 !wait20 @404 なんで髪飾りが似合うって聞かれて、 『どうと言われてもなぁ』なんて答えるの!? @100 ……。 !wait20 !bgmコミカル @102 ……はい? @404 もっと気の利いた言葉を かけてあげないとダメじゃないっ! 女の子は傷つきやすいんだよ! @102 はぁ……。 @404 それだけじゃないよ! あの時もあなたは……。 @1 ガミガミガミ…… !wait40 @202 ……。 何だこりゃ? @250 惨劇の始まりかと思ったら、 いきなり説教が始まったな……。 @50 ね、大丈夫だったでしょ? @404 いい?今後はもっと気をつけるように。 ちゃんと仲良くしてあげるんだよっ! @102 ……。 はい、分かりました……。 !wait20 !se(Action)跳ね @1 ガバッ! ←(シシトに抱きつく) @104 うわっ!! @411 !? @400 じゃ、そういう事で。 またね。 !se(Action)シュイーン !bgm @0 !mv @400 ……っ! @402 あ、あれ、私は一体……。 @102 ……\sあー、\sセト。 @400 あ、せんぱ……。 @402 ……\sえっ? @102 ←(目の前にいる) @400 ……。 ←(状況を確認) ……。 !wait40 !se(Action)跳ね !bgm緊急事態 @401 \f[44]キャアアアアアア!! @104 ビクッ!! @401 なななななっ!! 何なんですかこれは!? @50 あーら、やるわねセトちゃん。 @401 予告のお姉さん!? @50 いきなりシシト君に 抱きつくなんて2人ともアツアツね〜\wh @401 ええーっ!? @101 違いますからっ! あれはリセットですからっ!! @50 あら、でもシシト君も本編で……。 !se(Action)爆発音 @105 \f[40]うああああ! やめてくれええええ!! !se(Action)爆発音 @401 \f[40]いやあああああ!! !wait40 !bgmファンキー @202 ……。 @250 何をやってるんだ、あいつらは? @202 さあ……。 @411 ガクガク @202 冬村さんも固まってるし……。 @50 これが3流作者のクオリティー。 どれだけシリアスに話が傾いても、 ギャグをはさまずにはいられないのよ。 @250 だから作品も中途半端なシリアスなんだな。 @202 というか、この作品は 一応セトEND的な流れじゃないのか? @50 でも、リセットちゃんがいくらフォローしても 2人があんな状態だからね。 話が終わっても、しばらくはこんな感じよ。 @200 じゃあ、冬村さんにも チャンスがあるってことか? @410 ……っ! @412 ほ……ほんとに!? @50 あ、この作品中においてそれは無いわね。 作者的には、 『恋愛感情とか飛び越えた絆』みたいな物を 書いたつもりらしいから。 @411 ガーン!! @202 一蹴した……。 @250 ……ところで、 これはいつになったら始まるんだ? @102 このままだと前フリ長くて F12押す人が続出ですよ。 @402 さすがに量が量ですからね……。 @50 そうね、メイン5人揃ったみたいだし、 そろそろ始めちゃいましょう♪ @200 で、ここは何をやるんだ? @50 作品の製作秘話、要するに後書ね。 @250 なんで後書にしなかったんだ? @50 作者的には、 こっちの方がしっくりするらしいわ。 小説とかを書くというよりは、 アニメやゲームを作るような感覚で このお話を作ってたみたいだから。 @410 なるほどね。 @50 ってわけで、こっから先は 以下のような形で話を進めていくわ。 !se(Action)ページをめくる @1 \f[22]1:軌跡 2:キャラクター解説 3:本編解説 4:おまけ @202 なんだ?軌跡って……。 @50 作品の製作動機から、大まかな ストーリーができあがるまでのお話よ。 このお話について語るには、 製作動機だけじゃなくて その工程も話しておく必要があるの。 なにしろストーリーの構想を固める段階で、 この作者は1ヶ月の期間と20KBを越える メモ書きを要したからね。 @201 なんだそりゃ!? @102 なんでそこまで念入りに作ったんだ? @50 作者曰く、面白い作品っていうのは 何かしらの特徴があるから面白いらしいわ。 要するにその作者の色みたいな物ね。 でも、この作者は原作の設定をベースに 作品を作るタイプだから、自分の色が 中々見えてこなかったんだって。 それで、その代わりに構成や流れを 徹底的に仕上げて、作品の完成度を 高めることで補おうとしたみたいよ。 @410 それってごまかしだと思うんだけどな……。 @50 じゃあ、長くなっちゃったけど、 さっそく解説にいってみましょう♪ !se(環境)サイレン @1 1:軌跡 !wait60 @50 はい、まずは『Silhouette Extra Tale』、 略称『シルエク』ができるまでの道のりよ。 何か質問のある人〜? @202 なんでこの作者は こんな作品を作っちまったんだ? @250 当然の疑問だな。 @410 今までギャグばっかりだったもんね。 @50 別にギャグしか書けないって わけでも無かったらしいわ。 この作者、ギャグを書く傍らで、 ずっと短編のシリアスネタを練ってたみたい。 @102 あれ、短編のシリアスなの? @50 そうよ、作者は飽きっぽい性格だから 長編は書けそうにないと思って、最初は 短編でシリアスを作ろうとしていたのよ。 それで、シリアスネタを集めるにあたって、 ある事を決めていたの。 @410 ある事? @50 テーマは『セト』、それだけ。 @401 それ確定事項ですか!? @50 セトちゃんは 作者のお気に入りキャラNo1だからね。 始めてやるシリアスは、セトちゃんメインで 書こうって、ずっと思ってたらしいわ。 @250 なるほどな……。 @50 でも、実際にシリアスを作り終わってみて、 自分にはやっぱりギャグの方が向いてるって 作者は再認識したみたいよ。 @202 自分はギャグ作者だって 最初から言ってたじゃねーか……。 @50 それで肝心の短編シリアスなんだけど、 一応作品としてある程度固まった 3つのストーリーができたのよ。 はい、これがその要約。 !se(Action)ページをめくる @1 『プリクラ -色あせぬ思い出-』 \f[20]内容:シシトたちの中学時代のエピソードをつづった物語。      フォックス事件からセトと会うまでの間の      シシトの心境の変化を描く。 !se(Action)ページをめくる 『Silhouette Profile』 \f[20]内容:サユキ生存ルートから8年後の物語。警察官となった      シシトが挑む難事件。その事件の背後には、      何者かに操られたジェイク(ドッペル)が動いていた。 !se(Action)ページをめくる 『Re-incarnation』 \f[20]内容:神の一族に生まれた姉妹の物語。悲劇的な事件で      命を落としてしまった妹が、ある人物に生まれ変わり      神となった姉と奇跡的な再会を果たす。 @410 あれ?これって……。 @50 そうよ、実はこれがシルエクの原型。 「中学校」ネタ、「ドッペルジェイク」ネタ、 「転生」ネタは、元々短編のお話だったのよ。 @200 でも、なんで短編のまま出さなかったんだ? @50 上手く話をまとめきれずに、 全部お蔵入りになっちゃったから。 @202 ダメだな、作者……。 @50 でも、当時セトちゃんをメインにした 作品がほとんど出ていなくてね。 作者はなんとかして セトちゃんメインの作品を出そうと、 それからも色々と考え続けていたみたいよ。 @102 それで、1個ずつだとまとまらないから、 全部くっつけてみたのか……。 @50 でも、これだけでまとめるには まだ不十分だったの。 そんな時、ふと転生つながりで あるゲームを思い出したのよ。 @400 あるゲーム? @50 ヒロインが無理に力を開放して 記憶喪失になっちゃうゲームよ。 @250 (○ラ○ルか……) @50 そこで、作者も「記憶喪失」ネタを 組み込んでみたところ、これが大当たり。 記憶を探して中学校に行き、 ドッペルジェイクのイベントを経て 転生前の記憶を取り戻す。 バラバラだった3つのお話が、 ガチッと組み合わさっちゃったわけ。 そしてこれをベースにして、 キャラクターやバックグラウンドを練り上げて 本作のストーリーが完成したのよ。 @202 3つの短編を繋げりゃ こんな長さにもなるわな……。 @50 こうしてストーリーも無事に出来上がって、 作者に残された問題はただ1つ。 @100 問題? @50 作品のタイトル。 @102 ああ、なるほど。 @402 3つのお話がくっついた作品ですからね。 @50 最初は『Silhouette Profile』か 『Re-incarnation』を使おうと思ってたけど、 やっぱりピンと来なかったみたい。 そこで、原点回帰でテーマを再考。 @1 「セトが軸なんだからS.E.Tを 頭文字にしてロゴをあわせてみよう。」 @50 ……というわけで、 今のタイトルができましたとさ。 @202 問題って言った割には、 やけにあっさり決まったな……。 @50 あっさりすぎて、連載開始の頃は 本当にこのタイトルでよかったのかどうか 結構不安だったみたいよ。 @250 だが結局、これが一番 最良のタイトルだったのだろうな……。 @410 まさに『\r[Silhouette Extra Tale,影の特別な物語]』だもんね。 @50 ここまでが軌跡のお話よ。 それじゃ、次のコーナー行ってみよう♪ !se(環境)サイレン @1 2:キャラクター解説 !wait60 @50 ここでは、本作に出てくる 主だったキャラクターのお話をしていくわよ。 その数……\sざっと10人! @201 10人!? @252 ちょっと多くないか!? @50 キャラクターの役割は、作品を作る上で とっても大事な要素なのよ。 それで、この作者はストーリー上 特に関わってくる10人をリストアップして、 キャラごとにしっかり役割を設定したの。 @410 ずいぶん手が込んでるね。 @50 作者は仲間はずれなキャラクターを 出したくなかったそうよ。 \s原作のメイン5人の内からは特にね。 @402 仲間はずれは可哀想ですからね……。 @50 それじゃ、さっそく解説始めるわよ。 最初はもちろんこのキャラ♪ !se(System)ピロロロリン @1 村上シシト&犬山セト:主人公 @102 え、なんで2人同時に? @50 分けるのメンドイから。 @401 ええーっ!? @50 なーんて冗談♪ 本当は、2人とも主人公だからよ。 @250 主人公が2人もいるのか? @50 そうよ、視点の問題上ね。 @410 視点の問題? @50 このお話を作るにあたって、作者はまず 文章の書き方について考えてみたの。 そこで作者が特に重要視したのが、 シーン描写を主観か客観のどちらで書くか。 要するに、 物事を登場人物の視点から見るか、 第三者の視点から見るかってことね。 @202 ……つまり、どういう事だ? @50 RPGとかで、主人公が心の中で思った セリフがテロップで流れる時があるでしょ? ああいうのが主観視点よ。 @250 じゃあ客観視点は? @50 ナレーションによる解説とか。 @250 ふむ……。 @202 まあ、分かった事にしておこう……。 @50 で、話に戻るけど、 今まで作者は視点について 特に気にしていなかったのよね。 でも、しっかりした作品を作るんだったら、 やっぱり書き方を統一した方が いいかなって思ったわけ。 そこで、今回のお話では 徹底して主観視点にこだわったの。 @410 つまり登場人物の視点…… シシト君と犬山さんの視点で書くってこと? @50 そういう事。 最初から読めば分かるけど、 括弧の無い「@1」セリフの大部分は、 シシト君かセトちゃんの思った言葉なのよ。 さらに、2人が出てこないシーンでは、 登場キャラの会話のみで構成して、 シーン描写を使わないようにしているわ。 @100 でも、セトの視点で話しが進んでいくのは、 序章と裏終章だけなんだよね。 @400 それ以外の章は、 全部シシト先輩の視点ですね。 @50 確かにほとんどの視点はシシト君だけど、 序章や裏終章はセトちゃん視点じゃないと 決して成り立たないのよね。 そういう意味で、作品全体としては 2人揃って初めて主人公って言えるの。 @102 1人だと半端者なのか……。 @402 なんだか変な話ですね……。 @50 以上が主人公としての2人の役割ね。 他にも、2人の心境の移り変わりとか 細かい設定がたくさんあるけれど、 それは本編解説で順次説明していくわ。 というわけで、ここからは 主なサブキャラ8人の説明に入りまーす♪ @202 8人か……。 @250 (長そうだな……) @50 まずは、原作メインキャラクターの彼から。 !se(System)ピロロロリン @1 岸リョウヘイ:中学パートの進行役 @202 進行役? @50 何と言ってもリョウヘイ君は、 2人の中学時代からの知り合いという 他のキャラにない原作設定があるからね。 それを活かして、昔と今という観点から、 シシト君とセトちゃんへのアプローチを 行っていくのが与えられた役割なの。 特に第2章「思い出の地」は、 リョウヘイ君の活躍あってこその章なのよ。 @200 お、マジで? @100 中学校へ行くきっかけを作ったのは、 他でもないリョウヘイだったからね。 @50 でも最大の見せ場である 第2章が終わったらもうお役御免。 以降はほとんど出てこなくなったわね\wh @201 うるせぇぇー!! @50 以上、いい奴だったのに結局前半だけで 出番の消えたリョウヘイ君でした。 @201 そこを強調するなぁぁー!! @50 じゃあ、次はこの人♪ !se(System)ピロロロリン @1 冬村サユキ:予想以上に動いたキャラ@ @410 予想以上に動いたキャラ? @50 実はサユキちゃん、 作者の見立てではリョウヘイ君と同じか もっと少ない程度の出番しかなかったのよ。 リュウゾウに撃たれることが、 サユキちゃんの最大の役割だったからね。 @411 ええーっ!? @402 でも、実際には第3章と終章を除いて 全部の章にちゃんと出ていましたよ? @50 それはサユキちゃんに もう1つの役割があったからよ。 @250 もう1つの役割? @50 ズバリ、女神様姉妹のミスリード役。 @410 ミスリードって……物語とかで 見ている人を間違った答えに誘導して、 真実をカムフラージュするあれ? @50 そうよ。 この作者は、リセットちゃんの正体を ギリギリまで読者に知られないように、 色んな事を試してみたのよ。 その1つが、 第1章のサユキちゃんのこのセリフ。 !se(Action)ページをめくる @1 「……気のせいかな。」 「今の犬山さんって……。」 「まるで姉さんが死んだ時の 私を見ているようだったな……。」 @50 このセリフを言わせることで、セトちゃんの 魔力の正体にサエちゃんが関与していると 読者に錯覚させようとしたの。 それ以外に、女神様とリセットちゃんの \r[OP,オープニング]トークを、あえて笹原姉妹ともとれる 発言にしたのもミスリードの一環らしいわ。 @402 ただでさえ入り組んだお話なのに、 これじゃ読者の方が もっと混乱してしまいますね……。 @50 で、本来はミスリード役で終わるはずだった サユキちゃんの役割だったんだけど……。 この発言による伏線を回収するため、 もう一度サユキちゃんを表舞台に 立たせる必要が出てきたの。 そこでプロットを再構築した所、 サユキちゃんの本編での活躍が 大幅に増えちゃったのよ。 @412 そ、そうなの? @50 具体的に言うと、ヴィセヴィルの人質役、 シシト君と女神様の気持ちを引き出す役、 隠された魔力のシンクロあたりね。 おかげで話の流れがよりスムーズになり、 『Silhouette Profile』の最後で使う予定だった サユキちゃんのセリフまで使えたのよ。 @412 短編で使うはずだった私のセリフまで? 私だけそんなに優遇されていいのかな? @50 あ、でもそのセリフっていうのはね……。 !se(Action)ページをめくる @1 「姉さん……私、知ってるよ……。」 「姉さんも……シシト君が好きだったんでしょ?」 「……でも、許してあげてよね。」 「私も我慢するからさ……。」 「……。」 「だから、シシト君……。」 「もう1つだけ……約束して……。」 「今度こそ……最後まで守ってあげてよね。」 @50 この辺りよ。 @410 ……。 @50 これってさ……。 !wait20 !se(System)ジング \f[32]いわゆる敗北宣言よねっ! !se(Action)爆発音 @411 \f[44]イヤアアアアアア!! @401 ふ、冬村さん!落ち着いてください!! @102 ……一体どうしたんだ? @202 ……自分で考えろ。 @50 以上、希望と絶望を味わった サユキちゃんでした。 @411 ガーン!! @50 続いて原作メインキャラの最後の1人♪ !se(System)ピロロロリン @1 アルバート=ウェスタリス:何かとおいしい奴 @252 なんだこの説明は!? @202 文字通りの意味だろ。 @102 僕たちの中では 一番出番が少なかったのにね。 @50 アルバート君はセトちゃんとの 関連性がほとんど無かったからね。 でも、2人ともハーフであるという共通点と 見た目はクールなキャラ属性のおかげで、 こんなセリフが生み出されてしまった。 !se(Action)ページをめくる @1 「お前には仲間がいる。」 「それだけは忘れるな。」 @50 一瞬にしてただのギャグ変態が とてつもなくいいキャラにっ。 @252 ギャグ変態ってなんだぁぁー!! @410 本当に同一人物なのかな……。 @50 作者は両極端なギャグとシリアスこそ、 アルバート君の真髄だと思ってるみたいよ。 @400 かなり思い入れがあるんですね。 @50 アルバート君は作者の お気に入りキャラクターNo2だからね。 で、そんなアルバート君だけど、 出番自体はリョウヘイ君よりも さらに早い段階で無くなってしまったわ。 @200 主な活躍は第1章だけだったもんな。 @50 でも、そんなアルバート君に 思いがけない役回りがめぐってきた。 @250 終章のラストか……。 @50 終章のプロットを終える段階になって、 作者はどうにかして裏終章を暗示する メッセージを入れたいと考えたの。 そこで思いついたのが、 終了直前のアルバート君の語りのシーン。 最初は誰でやるか決まってなかったけど、 物語に関与していて、こんな事を言っても 違和感が無いのは彼だけだったそうよ。 @102 完全にいいとこ取りだね……。 @200 ま、その代わり裏終章では 見事にオチをつけていたけどな。 @251 俺は自分の意思に従ったまでだ!! @201 少しは自制しろ!! @50 以上、身も心も変態と化した アルバート君でした。 @252 ガーン!! @50 ここまでが原作のメインキャラ5人の解説ね。 次は原作にも出てきた サブキャラクター3人について説明するわよ。 まずはこの人から♪ !se(System)ピロロロリン @1 ジェイク=ドライエル:リセット覚醒の引き金役 @400 次はお父さんですか。 @50 ジェイクさんの設定は、基本的に 『Silhouette Profile』とほとんど同じなの。 つまり、ドッペルゲンガーになってて、 魔法か何かで操られてしまって、 最後には消滅するっていう役割ね。 @402 消えちゃうのは絶対だったんですか……。 @50 リセットちゃん覚醒の引き金には、 やっぱりこれくらいのインパクトが無いと ダメかなって作者は思ったらしいわ。 それに合わせて、第4章の別れのシーンも かなり練り込んだみたいだからね。 @250 だが、実際はそれも 『Silhouette Profile』の流用なのだろう? @50 半分くらいはそうね。 特にジェイクさんのこのセリフだけは 外せなかったそうよ。 !se(Action)ページをめくる @1 「……もう一度だけ言わせてくれ。」 「セトを……頼む……。」 @50 やったわねシシト君、親公認よ\wh @101 何がだぁぁー!! @1 \c[3](……) @250 (何か殺気の様なものを感じる……) @50 とまあ、こうしてジェイクさんは 消えちゃったわけなんだけど、 そこは暗い話がダメなヘタレ作者。 これでは可哀想だと、最後の最後で とんでもないオチを用意していたのよね。 @410 あれのせいで、せっかくの お別れの余韻が吹っ飛んじゃったよね……。 @202 この作者がシリアス系の作品を書くのに 向いていない最大の要因だからな……。 @50 はい、では続いてこのキャラ♪ !se(System)ピロロロリン @1 苦労:メス犬 !se(Action)爆発音 @831 \f[44]誰がメス犬だぁぁー!! @104 うわあああっ!! @401 クロウさんがいきなり出てきた!? @50 あ、間違えちゃった。本当はこっちよ♪ !se(System)ピロロロリン @1 クロウ:予想以上に動いたキャラA @50 まあ、メス犬でもよかったんだけどね。 @831 まだ言うかぁぁー!! @50 あながち冗談でもないわよ。 クロウちゃんの役割って、 最初はあって無いような物だったんだから。 @833 はっ? @50 クロウちゃんの役割は、 サユキちゃんと同じミスリード役。 \s及び雑用よ♪ @831 ざ、雑用!? @402 どういう事なんですか? @50 まずミスリード役についてだけど、 これは第1章のトーテム発言のことね。 @102 ミスリードにしては 根拠があまりにも薄いような……。 @833 それに、我も速攻で否定してるぞ? @50 明らかに違うミスリードを出すことで、 笹原姉妹説を本当っぽく見せるための物よ。 だから伏線の回収も無いしね。 そしてその後のクロウちゃんの役割が、 簡単に言うと雑用係ってことになるの。 @250 具体的には何をするんだ? @50 色々なトークのつなぎよ。 @100 つなぎ? @50 なんでも作者の考えでは、 数人のキャラによる会話シーンを作る時は、 3人がもっとも効率的に作れるみたいなの。 でも、第1章の自宅シーンでは、 部屋にいる間はシシト君とセトちゃんの 2人きりになっちゃうじゃない。 @403 そ、そういえばそうでしたね。 @102 何も起こらないだろうけどね。 @50 そう、何も起こらないのよ。 セトちゃんは記憶を無くしているし、 シシト君の性格を考えた場合、 このままでは会話が進まなくなってしまうの。 そこで自宅にいても問題の無い、 第三のキャラクターが必要になったわけ。 そこで、死んだリス君の代わりに クロウちゃんが抜てきされたのよ。 @833 我はリスの代わりか……。 @50 でも、リス君じゃクロウちゃん程の 活躍は期待できなかったわ。 当初はただのトークのつなぎ役でしか なかったクロウちゃんだったけど、 真面目な性格でどんな状況にもすぐ対応。 \f[22]ツッコミ役はもちろんのこと、 セトちゃんのアシスト役にシシト君のバトル補佐、 魔法や意識の海の説明補完に 女神様のサポート役と縦横無尽の大活躍。 サユキちゃんと共に、 後半パートを陰ながら支える とっても重要な役割を担ったのよ。 @830 なるほどな……。 @50 では、続いてクロウちゃんの上司♪ !se(System)ピロロロリン @1 女神様:遅れてきたキーパーソン @50 言わずと知れた、我らが女神様。 本格的な物語への介入は、 登場キャラの中で最も遅い第5章よ。 @200 登場が遅かったのは、 「女神様の登場=リセットの正体の判明」を 意味していたからってわけか。 @250 キーパーソンと言うからには、 俺たちとは違った役割を持っているのか? @50 そうね、女神様はサブキャラというより、 準主役的な位置づけになるわ。 シシト君、セトちゃん、女神様姉妹、 作者はこの4人については役割よりも 心境を重視してキャラ設定を行ったそうよ。 で、そんな女神様の心境を 端的に表しているのがこのセリフ。 !se(Action)ページをめくる @1 「これは私が背負い続けている\r[業,カルマ]、 私の罪なんですから……。」 @410 助けられなかった事に対する罪の意識…… シシト君と通じるものがあるね。 @50 でも、実際はシシト君のそれよりも、 女神様はさらに重傷なのよね。 シシト君と違って立ち直るきっかけが 見つけられず、いつからか神の仕事に 固執するようになってしまった女神様。 リセットちゃんが女神様を恨むことで、 自分を保っていられたのと同じように。 女神様は父親の遺言だけを頼りに 神としての務めをしっかりと果たすことで、 自分を保っていられたの。 @412 だから姉妹で争うことになっても、 女神様には神様としての立場があったから あんまりためらってなかったんだ……。 @402 お父さんの遺言だけが心の支えだった…… 女神様も苦しんでいたんですね。 @833 まあ、分からなくは無いのだが、 それならばもう少し仕事の方も……。 @711 (……) @831 ビクッ!! @100 そういえば、話は変わるけど、 女神様は色んな魔法を使っていたね。 @50 女神様が使える魔法は、 「シル幻の魔法+新魔法+神の力」の、 大きく分けて3種類ね。 新魔法や神の力に関しては、 シル幻をベースにして考えてあるわ。 @250 シル幻がベースなら、 女神様の本名はやはりアレなのか? @50 そういう事になるわね。 でも、そこはあくまでシルエットノートだから、 作者は明言を避けたみたいよ。 @833 (第6章の回想シーンで、 本名が出そうになっていたような……) @50 じゃあ、女神様の解説はここまで。 残すところはオリキャラ2人の説明よ。 ってわけで、まずはこの人から♪ !se(System)ピロロロリン @1 ヴィセヴィル:典型的な悪役 @50 実はこのキャラ、ストーリーを作る段階では 存在していなかったのよ。 @410 あれ、そうなの? @50 オリキャラを出しすぎると、 原作っぽさが無くなっちゃうからね。 でも最初の設定では、お話の流れが スムーズに行かなくて困ったらしいわ。 @100 というと? @50 当初の設定では、リセットちゃんが 意識の海に蓄えられた知識を得て、 自力で転生を果たす予定だったの。 そして夜な夜なセトちゃんの体を操って、 ドッペルだったジェイクさんを洗脳して、 シシト君と戦わせる流れだったのよ。 @202 なんか強引だな……。 @50 この強引さを無くすために 作者が思いついた方法が、 悪役キャラを本編に登場させる事だったの。 力を得るという自らの野望のために、 リセットちゃんに目をつけて転生させ、 ジェイクさんを操り力を解放させようとした。 こうする事で、話の流れが とってもスムーズになったのよ。 @250 で、やむを得ずオリキャラを出したと。 @50 不本意ではあったけれど、 本作においてヴィセヴィルの存在は とっても貴重だったのよ。 @400 貴重? @50 この作品に出てくるキャラって、 原作をベースとしているせいもあってか みんないい性格をしているのよね。 その分、いかにも悪だっていう設定を、 原作に沿う形で徹底的に叩き込んだわけ。 こうしてできあがった ヴィセヴィルの基本設定がこんな感じよ。 !se(Action)ページをめくる @1 ヴィセヴィル: \f[20]マジカルパレスで長年危険指定されていた人物。 様々な禁呪を扱う魔法使いで、禁呪に魅入られ、 身も心も闇に染まってしまった。 !se(Action)ページをめくる ヴィセヴィル: \f[20]ある時、意識の海を調査中にリセットを発見。 その魔力を利用しようと考え禁呪により彼女を転生させる。 性格は残忍で卑怯、目的のためには手段を選ばない。 @402 これでもかってくらいの悪役設定ですね。 @50 ちなみに名前の由来は 邪悪を意味する「Vice」と「Evil」が起源よ。 他にも、「くっくっくっ」が口癖だったりするわ。 @250 なるほど、「Vice」と「Evil」を合わせて 「Vicevil(ヴィセヴィル)」というわけか。 @202 口癖は、某ゲームに出てくるボスキャラの 「ファッファッファッ」から思いついたのか? @50 でも、いくら設定を詰め込んだところで しょせんオリキャラはオリキャラ。 冥土の土産を言い終わったところで、 早々に物語からご退場よ♪ @102 登場から退場までやたらと早かったな……。 @410 でも、いつまでも引っ張るよりは、 この方がスッキリしてよかったのかもね。 @50 はい、ヴィセヴィルの説明はここまで。 そして10人目、 キャラ解説の最後を飾るのはこの子♪ !se(System)ピロロロリン @1 リセット:シルエクの最重要人物 @50 やっちゃいました。 どこか発想のずれた作者の あふれるイメージとアイデアが生んだ、 とんでもないオリジナルキャラクター。 @102 なんで作者は リセットを思いついたんですか? @50 セトちゃんメインの作品を考えている時に、 作者はふと自分の過去作である 「○○増やしてみました」を思い出したの。 @250 犬山や俺が増えてしまったあの作品か。 @50 そこで作者は、セトちゃんを増やして、 もう1人の存在について考えてみたのよ。 \s全裸グラ固定で。 @401 なんでそれで固定なんですか!? @50 区別が付け易かったからよ。 それに霊体的なイメージだったら この方がそれっぽいからね。 次に、このキャラの設定について 考えてみることになったんだけど、 そこでひらめいたのがある事実だった。 @200 ある事実? @50 セトちゃんと女神様の外見的特長が ほとんど同じだったって事。 煙狼様のギャラリー絵とかを見ると、 2人とも銀髪で青い目なのよね。 そこで作者、見た目上の判断で、 この子を女神様の妹ということにしたの。 そして肝心の名前だったんだけど……。 @1 「女神様の本名が『Re-Clear』で、 セトのスペルが『Set』だから……。」 !wait20 「『Re-Set』……\sreset……\sリセット……。」 !wait40 !se(Action)爆発音 \f[44]「これだっ!!」 !se(Action)爆発音 \f[44]「これしかない!!」 @50 って感じで、ものの見事に 名前がマッチしてしまってさあ大変。 次々とアイデアが浮かんできて、 一気にリセットちゃんの設定が固まったわ。 こうしてできたのが3つ目の短編、 『Re-incarnation』だったの。 @410 「Re-」を強調したのは その繋がりを示すためだったんだね。 @50 そして、『Re-incarnation』の話を シルエク用に作り直して完成した リセットちゃんの基本設定がこんな感じよ。 !se(Action)ページをめくる @1 リセット: \f[20]女神様の妹。外見は普通の人間と何ら違いは無いが、 その代わりに姉以上の強大な魔力を身に宿している。 幼い頃に、ある事件で失意のうちに絶命してしまった。 !se(Action)ページをめくる リセット: \f[20]その後は意識の海で自我を保ったまま存在し、 助けてくれなかった姉への憎悪を膨らませていった。 セトは、このリセットが転生により生まれ変わった存在。 !se(Action)ページをめくる リセット: \f[20]復活後は一見すると冷静かつ冷徹な性格だが、 予想外の事態が起こると非常に動揺する。 精神年齢は幼いが、非常に頭がいい。 !se(Action)ページをめくる リセット: \f[20]消す事への願望が強いため、攻撃魔法、特に『火炎』を 好んで使用しているが、実際にはシル幻の魔法は 一通り使える。また、サウスポーだったりする。 @102 ……多いね。 @202 しかもやたらと細かい……。 @250 大体なんだ、このサウスポー設定とかは? @50 サウスポーは完全にノリの産物。 原作キャラを下手にいじれない分、 オリキャラにとことん思いついた設定を 付加しまくった結果よ。 @402 本編を見ただけじゃ気付きにくい 裏設定もたくさんありますね……。 @410 まあ、そういう話をするからこそ 製作秘話なんだけどね。 @50 というわけで、以上10人の キャラクター解説でした。 @202 ……まだ続くのか。 @250 もう30KBくらい来てしまったな。 @50 時間がもったいないので、 とっとと次のコーナーに行くわよ♪ !se(環境)サイレン @1 3:本編解説 !wait60 @50 ここでは、各章の細かい設定に対する 補足説明を加えていくわ。 @102 あれ、本編の解説については? @50 もちろんやるけど、 実際のところ章ごとの内容解説は あんまりする必要が無いのよ。 各章のテーマは、 章のタイトルと、ラストの英文テロップで 大体分かる仕組みになっているからね。 @200 ふーん。 @50 じゃあ、最初から順にやってくわよ♪ !se(System)ピロロロリン @1 序章 「覚醒の時 -Awakening-」 \f[20]OPトーク:リセット(事件直後) @50 いわゆる、原作からの導入部分ね。 表ルートのリス死亡ルートなのは、 ジェイクさんをドッペル化させるためよ。 @250 この章だけやけに短いのは? @50 プロローグ的なシーンだから、 さっくり読めるように作者が考えた結果よ。 ついでに場面の切り替え方も 他の章と若干違うわ。 @400 それも読みやすさのための配慮ですか? @50 そのつもりだったんだけど、 やっぱり慣れた技法の方がいいからって、 第1章以降は元に戻ったんだけどね。 @410 そこの所も、ちゃんと 考えて出すべきだったのにね……。 @50 ちなみに、この序章の中に すっごく細かい伏線が隠されているわ。 @102 細かい伏線? @50 セトちゃんの家の前を シシト君たちの乗った車が横切るシーンで、 さりげなく書かれたある1文。 !se(Action)ページをめくる @1 しかし、この時私にははっきりと見えていた。 @50 実はこれ、セトちゃんの身体能力が リセットちゃんの力で人並み以上に なっていることを暗に示す伏線だったの。 @201 こんなの分かるかー!! @402 序盤も序盤ですから、 絶対に気付かないですね。 @50 まあ、序章についてはこんな所ね。 じゃあ次の章へ♪ !se(System)ピロロロリン @1 第1章 「見知らぬ世界 -Unknown-」 \f[20]OPトーク:リセット(回想1) @50 記憶喪失がメインね。 @102 「あなたは、誰ですか?」には さすがに面食らったよ。 @410 いきなりだったもんね。 @50 でも、この設定を実際に使ってみて、 3つの利点が生まれたのよ。 @250 3つの利点? @50 まず1つ目が、さっきも言ったとおり 中学校訪問フラグを立てやすかったことね。 @400 失った記憶を取り戻すために、 思い出の深い場所を訪れる……。 @250 記憶喪失がテーマの物語では よくあるパターンだな。 @50 そして2つ目。 これもパターンに関連した利点よ。 @200 というと? @50 シシト君の家にお泊り&街案内という 二次創作界でよくあるパターンを セトちゃんにも使えたこと。 大抵の作品では、スケイルちゃんや ナナシちゃんなんかの異邦人にのみ 与えられた特権なんだけど。 セトちゃんを記憶喪失にすることで、 原作メインキャラでありながら 同様の扱いをさせることができたのよ。 @410 あの時の犬山さんはアクアフロートの事とか 何も分からなかったからね。 @402 まさに見知らぬ世界でした。 @100 (そうか……誰かをウチに泊めれば 僕の食事が保障されるのか……) @200 シシト、どうかしたのか? @102 あ、いや、なんでもない。 @202 ……? @50 そして3つ目が、記憶喪失によって セトちゃんの基本設定が白紙になったことよ。 @250 設定がなくなるのは、 どちらかというとデメリットではないのか? @50 そうでも無いわ。 原作の設定を基準にして考えた場合、 シシト君やサユキちゃんと比べると、 セトちゃんの基本設定は明らかに少ないの。 だからそのままの設定では、 話の広がりにも限界があったのよ。 @402 原作では出番が多いように見えて、 お父さんやおじいちゃんの話題ばかりで 私の話があまり出てきませんでしたからね。 @50 そこで記憶喪失が一役を買っているのよ。 作者は設定を白紙の状態にすることで、 セトちゃんに対して色々な付加設定を 違和感無く組み込んでいくことができたの。 @410 原作では犬山さんに一度も使われなかった 照れ顔(@403)を多用できたのも、 記憶喪失のおかげだったってわけね。 @403 ちなみに、私の入院していた 病室の番号も「403」でした。 @50 この3つの利点のおかげで、 第1章はすんなりプロットできたらしいわ。 @250 ……1ついいか? @50 何、変態君? @252 うるさいっ! @250 最後の方で犬山のセリフが 敬語じゃない部分があるんだが……。 @200 「……うん。」って言ってる部分があるな。 @50 ああ、あれはセトちゃんの記憶と リセットちゃんの記憶が 混同していることを示す伏線よ。 もっとも、記憶の混同に気付いたのは、 サユキちゃんただ1人だったけどね。 @102 普通は絶対気付かないよ……。 @50 第1章はこんなところね。 では次へ♪ !se(System)ピロロロリン @1 第2章 「思い出の地 -Memories-」 \f[20]OPトーク:女神様(回想1) @50 お蔵入りになった短編を逆利用した章ね。 @410 逆利用? @50 プリクラやシシトロードは、 もともと『プリクラ -色あせぬ思い出-』で 使う予定だったネタなのよ。 作者はそのネタをそのまま流用して、 中学時代のエピソードを思い返していく 形式でこの章をプロットしたの。 @102 没ネタも使ってしまう貧乏性作者め。 @50 でも、ギャグの大半は その時のノリで書いた物らしいわ。 おかげでギャグ部分が多すぎて 作品がカオス調に流れそうになったから、 作者は一部のネタをカットしたのよ。 @202 俺の黒歴史も カットしてくれればよかったのによー。 @530 がっはっはっ。安心しろリョウヘイ。 破けた作文はちゃんと直しておいたぞ。 @201 余計なことすんなクソ親父ー!! @50 それとこの章から、シシト君の 過去についての話が出始めたのよね。 @400 4年前の事件に対する先輩の考え方が、 ここで明らかになりましたね。 @250 誰かを助けたいと強く思っているが 心のどこかであの事件を引きずっている、 そんな心境だろうか。 @50 シシト君の心境をはじめ、 この章に出てくる中学時代のエピソードは、 後で色々な形でお話に絡んでくるのよね。 まあそれは出てきてからのお楽しみにして、 次の章にいってみましょー♪ @102 シャレのつもりですか? @50 @105 つ、次の章にいきましょー!! !se(System)ピロロロリン @1 第3章 「束の間の平穏 -Temporal-」 \f[20]OPトーク:セト(記憶無し) @50 本作におけるイレギュラーナンバー@。 @202 イレギュラーナンバーだぁ? @50 最初の方でも言ってたように、 シルエクは元々8章構成だったの。 それで、最終的に増えてしまった 2章のうちの1つが、この章なのよ。 @250 なんで増えてしまったんだ? @50 元々このお話は、第4章「邪悪なる者」の 前半部分のお話だったんだけど。 第2章の最後でセトちゃんにあるイベントを 行わせたために、予想以上に話が 膨らんじゃってやむなく分離したのよ。 @410 あるイベント? @50 セトちゃんがちょっぴり勘違いして シシト君の事を……。 !se(Action)爆発音 @401 \f[44]キャアアアアアア!! @101 セト、落ち着いてー!! @202 ……なるほどな。 @50 でもこのイベントのおかげで、 スズナ&シイナのお出かけフラグが 簡単に成立できて好都合だったらしいわ。 話自体も予想以上に面白くなって、 嬉しい感想も色々と貰えたからね。 @410 でも、なんで前後編にしなかったの? @50 タイトルとのギャップがあったし、 何より長くしすぎると読者の方への負担が 大きすぎると思ったからみたいよ。 それで急きょ第3章を再編集。 タイトルはすぐ決まったんだけど、 肝心のオープニングトーク役がなかなか 決まらなかったそうだわ。 @250 だが、最終的に犬山になったわけだな。 @50 ええ、記憶の有無で裏終章との違いを 出すことで何とか乗り切ったのよ。 @202 でも、今までの謎の姉妹のトークから、 いきなりセトに変わって変だなと思った人も 少なくないんだろうな……。 @50 第3章はこんなところね。 というわけで、次の章へ♪ !se(System)ピロロロリン @1 第4章 「邪悪なる者 -Evil-」 \f[20]OPトーク:ヴィセヴィル @50 シルエクのターニングポイントね。 @100 今までの日常パートから、 いきなりバトル&シリアスに変わったね。 @50 作者的には、ここで話の流れを 今までの状態からガラッと変えることで、 作品のマンネリ化を防ごうとしたみたいよ。 @400 一応見る側への配慮もしているんですね。 ←(やっと落ち着いた) @50 まあ、実際はこの章の内容が バトルシリアス系の『Silhouette Profile』を 引用したからって理由なんだけどね。 @202 そういう事だろうと思ったぜ。 @50 で、この章で特に重要なのが、 冒頭のマジカルパレスのシーンよ。 @250 む、バトルではないのか? @50 バトルシーンは話のつなぎ的な 意味合いが強いからね。 その一方、マジカルパレスのシーンには 3つの伏線が隠されているのよ。 @411 あの短い中に3つも伏線があるの!? @50 そうよ、内容はこんな感じ。 !se(Action)ページをめくる @1 1:女神様がリセットの存在に気付く 2:女神様の普段の仕事振り 3:悪事を働く者たちの存在 @50 まあ、1つ目はすぐ分かるわね。 @100 3つ目は、ヴィセヴィルの存在を 示すための物かな? @202 いや、だとしたら伏線張るの遅すぎだろ。 アイツ出てきたのこの直後だぞ。 @102 それもそうか。 @250 2つ目は……さっぱりだな。 @50 実は2つ目と3つ目は、 裏終章のエピローグの伏線よ。 前者は女神様の仕事への 取り組み方の変化を表すため。 後者は……言わなくても分かるわね? @410 つまり、最初から あの人物はこうなる予定だったのね。 @50 そうよ、女神様に対応策として あんな事をさせるためのフラグを、 この段階から立てていたのよ。 @403 (……よかった) @50 では次、第5章♪ !se(System)ピロロロリン @1 第5章 「悲しき再会 -Meet Again-」 \f[20]OPトーク:リセット(回想2) @200 オリジナル設定にオリジナル魔法、 さらにはリセットの正体が明らかになり 女神様までやって来る……。 @250 全ての役者が出揃った…… いわゆる物語の1つの山場だな。 @100 そういえば、なんで女神様は 最初から『反射』を使わなかったんですか? @50 『火炎』や『雷光』が飛び散ったら、 シシト君たちはもとより、公園全体が 大惨事になっちゃうじゃない? キャラ解説でもあった話だけど、 女神様には神様としての立場がある以上、 被害を最小限にしようとするはずなの。 だから、相殺したり受け流したりして、 回りくどいバトルを演じさせたわけね。 @102 なるほどね……。 @402 それにしても、この章は オリジナル色が特に強かったですね……。 @50 色々とぶっ飛んじゃってたからね。 でもそんなお話の裏で、 伏線だけはちゃんと張られていたわ。 \sシシト君が『ホールド』を破るシーンでね。 @410 犬山さんがニセモノだって言われて、 シシト君が怒るところだね。 @50 第3章のクロウちゃんとの会話では、 セトちゃんは大切な友達の1人だから 助けているってシシト君は言ってたけど。 それを疑問に感じていたクロウちゃんは、 この時のシシト君の怒りっぷりから 2人の間にある特別な何かを感じ取るのよ。 @402 なんだか微妙な言い回しですね……。 @50 まあ、この理由については、 もう少し先の章でね。 というわけで、まずはこの章から♪ !se(System)ピロロロリン @1 第6章 「真実と決意 -Resolution-」 \f[20]OPトーク:女神様(回想2) @50 序章から第5章までの間に、 大量にばら撒いた伏線を一気に回収。 @410 ばら撒いたと言っても、 大きく分けるとたった2つの事に関する 伏線なんだけどね。 @400 女神様とリセットさんに関する伏線と、 魔力のシンクロに関する伏線ですね。 @50 まあ、これについては 本編で念入りに説明しているから 改めて解説する必要ないわね。 @202 しかし、魔力のシンクロなんて またとんでもない設定だな。 @50 これがないと、以降の章が 成り立たなくなってしまうからね。 でも、いきなりこんな設定を出しても 話の流れがおかしくなってしまうから、 作者は序盤から伏線張っておいたのよ。 @250 村上が意識の世界に入るため、 犬山が『衝撃』の撃ち合いに勝つため、 どうしても必要だったというわけか。 @102 しかし、僕のダッシュ力の秘密まで 伏線として利用するなんてね……。 @50 作者曰く、原作の設定を自分なりに 納得の行く形で解釈した結果だそうよ。 @102 さいですか。 @50 そしてこの章でも またプッツンしちゃったシシト君。 その様子に、サユキちゃんも 特別な何かを感じ取っているわ。 @412 クロウさんも私も、 具体的には分かっていなかったけどね。 @402 伏線を回収したと思ったら、 また張っちゃったんですね。 @50 そして物語はいよいよ佳境へ♪ !se(System)ピロロロリン @1 第7章 「救われた心 -Relief-」 \f[20]OPトーク:シシト(苦悩) @50 本作におけるイレギュラーナンバーA。 第6章「真実と決意」の後半パートが 分離して生まれた章がこれよ。 @202 第6章が他の章に比べて 短めだったのはそのせいか……。 @50 そしてこの章の最大のポイントは、 シシト君の悩みに関する伏線の回収だわ。 @410 助けられない事に悩み、 リセットさんに事実を突きつけられても シシト君が助けようとあがいた理由……。 それは過去に 犬山さんを助けていたから……か。 @50 第6章のタイトル「真実と決意」は、 実は屋上シーンを表したものだったのよ。 @102 今度はどうして長くなったの? @50 この章の内容、作者がシルエクを作る上で 最も書きたかった部分だったらしくて、 気合入れて書いた結果こうなったそうよ。 @402 意識の世界をさまよっただけなのに、 40KBを越える内容になってますからね。 @50 そして最大の見せ場である 屋上での2つの過去のシーン。 このシーンが、作者の考えつく上で、 最も納得のいく理由だったそうよ。 @410 理由って? @50 2人がくっつくための理由よ\wh !se(Action)爆発音 @401 \f[32]ええーっ!! !se(Action)爆発音 @104 \f[32]はああっ!? @411 ガーン!! @50 じゃあ、ここでその概要について、 彼の口から語ってもらいましょう♪ @200 俺の説得で、フォックス事件から 立ち直ったかに思えたシシトだったけど、 実際は落ち込んだままだったんだ。 サエちゃんを助けられなかった事で 今までの自信を失い、これからの自分の 進む道を見つけられずにいたシシト。 うやむやな気持ちのまま月日は流れ、 俺たちが2年生になったある日、 そんなシシトに1つの転機が訪れる。 シシトが屋上でいじめの現場を目撃し、 過去の事件の事を思い出して、とっさに 割って入っていじめをやめさせたんだ。 この一件のおかげで 自信を取り戻したシシトは、いつしか 警察官を目指すようになっていたわけだ。 そして、その時シシトが助けた 銀髪の女子生徒……。 それが、新入生のセトだった。 @202 ……ふぅ。 @250 何をやっているんだ、岸? @202 短編『プリクラ -色あせぬ思い出-』で 使うはずだった2人の馴れ初め話の説明。 @250 大変だな……。 @202 さて、次はセトか……。 @200 ……。 浮いた見た目や両親の不在で、 幼い頃から人付き合いに苦労していたセト。 周囲の人との違いに悩み続け、 「普通」であることにずっと憧れ続けていた。 しかしその考えは、 シシトとの出会いによって大きく変化する。 普通の女の子でいたかったと言うセトに、 セトも十分普通だと教えるシシト。 「普通」であろうとした自分を 初めて認められ、いつしかセトは自分の 境遇を受け入れるようになっていった。 @202 ……とまあ、こんなとこか。 @50 はい、ご苦労様♪ @102 長いね……。 @402 これだけ設定ができていて、 どうして短編で使わなかったんですか? @50 聞いての通り、この設定では シシト君とセトちゃん両方の視点が 必要になるのよ。 でも、うまい視点切り替えが できなくて、ずっと封印していたの。 @410 そして、シルエクを作ったおかげで この設定がようやく日の目を見たのね。 @250 「意識の世界」という特異な環境だからこそ 表現できたわけか……。 @50 こうして、セトちゃんを助ける 確固たる理由を見つけたシシト君。 そして物語はついに最後の章へ♪ !se(System)ピロロロリン @1 終章 「儚き想い -Fragile-」 \f[20]OPトーク:シシト(決意) @102 とうとう1つに収まりきらずに、 前後編になってしまった章だね。 @50 でも、最後だから問題は無いなって 作者は思ったみたいよ。 というわけで、まずは前編の解説。 @410 バトルっぽくないバトルだったね……。 @250 シシトは逃げる一方だったからな。 @202 第2章で出てきた ギャグまで利用して逃げまくってたな……。 @50 そして追い詰められたシシト君の 最後の悪あがき。 @402 あれは一体何だったんですか? @50 実はあれ、追い詰められたシシト君が 自力で編み出したドラゴンクローなのよ。 @200 シシトはドラゴンクローを 覚えていなかったのか? @50 シルエクは表シクのサユキ生存ルートから 派生したストーリーになっているからね。 ドラゴンクローは裏シクでしか 手に入らないから、本作のシシト君は ドラゴンクローを未修得っていう設定なのよ。 @102 力の加減が分からなくて、 全WILLを消費してしまったけどね。 @50 ここまでが前編の解説ね。 そして後編、 本作の正式なイレギュラーナンバーよ。 @400 正式? @50 この章はね、裏終章の展開を 考える段階で浮上してきたお話なのよ。 もしもこの場面でセトちゃんの記憶が 戻っていなかったらどうなるか……。 そんな「if」を考えてみたところ、 次々にネタが噴出してきたの。 そこで作者は、ラストを2パターン用意する マルチエンディング方式をとったわけ。 @202 まさにゲーム的な発想だな。 @50 シシト君を助けるため、 全てを覚悟した上でリセットちゃんに 挑むセトちゃん。 激しい魔法戦を繰り広げ、 ついに『衝撃』の撃ち合いで リセットちゃんに競り勝った。 そして崩れ行く意識の世界から、 見事にシシト君を脱出させたのよ。 @410 自分を犠牲にして……ね。 @50 そして感動のラストシーンを経て、 物語は終わりを迎える……\sはずだった。 @250 しかし、俺の意味深なセリフや、 「fin」の文字が消える演出など、 どこか釈然としないまま終わってしまったな。 @102 最後の最後でまた伏線か……。 @50 その全ての理由がここにあったのよ♪ !se(System)ピロロロリン @1 裏終章 「終わらぬ夢 -Never Ending-」 \f[20]OPトーク:セト(記憶回復) @50 シルエク真の最終章。 ボリューム満点の全3部構成よ。 @202 やたらと長い上に、 タイトルが本編の途中からだったり、 かぶせ文字を使ったりと妙に凝ってたな。 @50 この章の冒頭から、 話の視点がセトちゃんに移っているのよね。 @250 タイトルが出るまでは終章と同じ 時間軸だったが、視点が違うだけで 内容もだいぶ異なっていたな。 @50 そしてセトちゃんのピンチに 再び駆けつけたシシト君の姿を見て、 とうとう記憶を取り戻すのよ。 @102 よくあるパターンだね。 @50 そして中盤は「救うための戦い」。 セトちゃんのがんばりが光っているわね。 @410 そして揺れ動く気持ちの中で、 リセットさんの精神が不安定になって、 再び魔力が暴走してしまった。 @402 何とか止めようとしたんですが、 リセットさんの気持ちの強さに、 私はどんどん追い詰められていきました。 @50 しかし、間一髪のところで またしてもシシト君が窮地を救ったのよ。 @202 どこまでも王道だな……。 @50 ちなみに、女神様の『封印』がセトちゃんに 力を与えているって表現があったけど。 これはシシト君の魔力をブレンドしたことで、 魔力のシンクロが発生して セトちゃんの魔力が強化されたためなのよ。 @250 細かいな……。 @50 こうして、セトちゃん、シシト君、女神様、 クロウちゃん、サユキちゃんの力を結集した 『封印』によって魔力の暴走が止まった。 リセットちゃんを改心させるには、 この方法しか思いつかなかったらしいわ。 @400 絶対に助からないと思っていた 魔力の暴走を止めてあげる事……。 @410 過去のトラウマを取り除いてあげることで、 リセットさんの気持ちが救われたんだね。 @50 そしてセトちゃんの目覚めによって、 女神様、シシト君、サユキちゃんと、 3人の心にも一通りの決着がついたのよ。 @102 しかし、最後は姉さんと母さんのせいで 見事にギャグになったね。 @50 だってギャグ作者だもん♪ @202 このオチのために、 第3章からずっと伏線を張ってたのか……。 @50 そしてエピローグも終わって、 最後の最後で変態フィニッシュ♪ @252 変態言うなっ!! @50 以上、ここまでが本編解説でした♪ @402 長いですね……。 @410 でも、まだおまけがあるんだよね。 @50 はい、じゃあ次で最後〜♪ !se(環境)サイレン @1 4:おまけ !wait60 @50 みんな大好き、おまけのコーナーよ♪ @202 一体何をやるんだ? @50 時間の許す限り裏話をするわ。 @250 もう3KB程度しか無いがな……。 @50 ってわけで、まず1つ目のおまけ。 !se(System)ピロロロリン @1 @第3のエンディング @102 え、まだエンディングがあるの? @50 作者的には、終章はノーマルEND、 裏終章はハッピーENDらしいわ。 @402 じゃあ3つ目のエンディングは……。 @50 いわゆるバッドEND。 女神様の『送還』で3人まとめて消滅して、 部屋には魂の消えてしまった シシト君の体だけが残されるのよ。 @202 うっわぁ……。 @50 そしてエピローグ。 シシト君のお墓参りに訪れる サユキちゃん、リョウヘイ君、アルバート君。 しかしセトちゃんの話題が 出てくることはなかった……。 @250 女神様の配慮で、 犬山に関する記憶が消されたためだな。 @50 そしてサユキちゃんの提案で、 3人は七影中学校を訪れるの。 そこで目に留まったのが、 ある2人の中学生だった。 @200 2人の中学生? @50 1人は、シシト君によく似た男の子。 もう1人は、その男の子を先輩と呼ぶ、 \sどこにでもいそうな普通の女の子よ。 そんな2人を見て、 サユキちゃんが突然泣き崩れてしまうの。 @410 えっ……? @50 実はサユキちゃん、女神様に頼んで 自分だけはセトちゃんの記憶を 消さないようにお願いしていたの。 でも、この中学生を見た時、 「犬山さんは、もうどこにもいないんだ。」 って悟ってしまうわけね。 @412 ……切ないね。 @50 以上、第3のエンディングでした。 そして2つ目のおまけ。 !se(System)ピロロロリン @1 Aキャラのステータス @50 これはシルエク終了時点での、 シシト君、セトちゃん、リセットちゃんの 能力についてね。 作者の考えている限りでは、 こんな感じらしいわ。 !se(Action)ページをめくる @130 村上シシト(ナナシ): \f[20]基本的な強さは原作並みだが、 セトとの魔力のシンクロ効果が加わると 能力が全体的に向上する(2人が近いほど効果大)。 \f[20]原作全ての技に加え、全WILLを消費しての スーパードラゴンクロー(SDC)を使用可能。 !se(Action)ページをめくる @400 犬山セト: \f[20]戦闘能力は無く、補助、回復魔法のみを使う。 使用できるのは、『治癒』、『守護』、『剛力』、『理盾』。 シンクロ効果が入ると魔法の性能がアップする。 !se(Action)ページをめくる @404 \c[4]リセット: \f[20]幻想譚に出てくる理力を全て使用できる上、 威力がとてつもなく高い。 しかし、魔力のシンクロ効果が発生しないのが欠点。 @102 ……こんなの考えて意味あるの? @50 それはね〜。 !wait40 !se(System)ジング !bgm 追加シナリオで顔グラ増えたら シルエクの続編作るかもしれないからよ♪ !bgm緊急事態 @101 はぁ!? @201 何考えてるんだ作者!? @252 自称短編ギャグ作者じゃなかったのか!? @401 しかも原作設定とか 完全に崩壊してますよ!? @411 無理だから!誰も見ないから!! (というか私に出番ちょーだい!!) !wait20 !bgmファンキー @50 まあ、あるとしてもずっと先の話ね。 もう続き物は当分封印して、 今まで通り短編ギャグを作ってくみたいよ。 @102 (……ほっ) @50 さて、本当はもっと 話したい事がいっぱいあったんだけど、 もう時間が無くなっちゃたわね。 名残惜しいけど、そろそろお別れよ。 @102 ここまでお付き合いいただいた読者の皆様、 本当にありがとうございました。 @402 作者はこれからも作品作りに 精進しようと思っているみたいなので、 どうか大目にみてあげてください。 @50 はい、じゃあ締めの挨拶は セトちゃんにやってもらおうかしら。 @401 ええっ、私ですか!? @200 まあ、妥当だよな。 @250 サブタイトルが「セト物語」だしな。 @412 うんうん。 @100 そうだね、遠慮せずに 思い切ってやってみればいいんじゃない? @400 ……そうですか。 !wait20 @404 じゃあ、ビシッと締めたいと思います。 @100 ……。 @200 ……。 @250 ……。 @410 ……。 @404 それではみなさん! !wait20 @403 シ…… !se(Action)シュイーン !bgm @0 !mv @400 シーユー。 @50 はい、ありがとう。 !se(Action)シュイーン @400 ……っ! @402 あ、あれ……? @50 じゃあね〜♪ @401 ええーっ!! ちょ、ちょっと……私まだ何も……。