#Silhouette Sisters 「その後の彼等」後編 !v27=1 !v35=1 !v36=1 !wait30 @1 時は移って、夜の村上家……。 !v5=1 !mv自宅 !bgm安らぎ !wait20 @100 ごちそうさまー。 @120 ごちそうさま。 @111 はい、お粗末さまでした。 @100 さてと……。 @120 シシト、今日も出掛けるの? @100 うん、ちょっとそこまでね。 @120 それならこれを持って行くといいわ。 @100 これって……。 !wait20 @102 ……\s何これ? @120 見れば分かるでしょ、\sマフラーよ。 @102 マフラーって…… これ明らかに普通のものより長くない? @120 当然よ。 だってそれ、カップルで使える ロングマフラーだもん。 @111 あらっ、良かったわねシシト。 それ持ってったら セトちゃんもきっと喜ぶわよ〜\wh @102 ……\s待った。 僕はちょっと出かけてくるって 言っただけじゃん。 なんでそこにセトが出てくるのさ? @120 どうせ治療とか言って 会いに行くつもりだったんでしょ? @102 まあ、確かにそうなんだけどね。 今日はまだ会ってなかったから……。 ←(今朝のことを知らない) @111 夜のデートをするなら ロングマフラーは必須アイテムね\wh @120 そーいうこと。 @101 うおーい! 人の話ちゃんと聞いてた!? セトに会うのは治療のためだって さっきから言ってるじゃん! これはデートなんかじゃないよ!? @120 じゃあ何よ、セトちゃんが 風邪を引いてもいいって言うの? @102 い、いや、それは……。 (確かに風邪気味みたいだったけど……) @120 ほら、だったら持ってきなさい。 @102 ……。 !wait20 はーい……。 ありがたく使わせてもらいまーす。 @110 そうそう、男の子は素直が一番よ。 @102 どうせなら普通のマフラーの方が 良かったけどね……。 @120 ……姉の気遣いに文句をつけるの? @104 いえっ、\r[滅相,めっそう]もありません! @120 そう、ならいいわ。 セトちゃんにもよろしくね。 @102 はい、分かりました……。 @111 それと、明日は休みだから 朝帰りになってもいいわよ〜\wh @101 そんな事には絶対になりませんっ! !wait20 @102 ……\sとにかく。 まずはセトに電話をして……。 !wait20 @1 ピンポーン @100 んっ? @110 あら、こんな夜遅くに誰かしら? @111 はいはいはーい。 !se(Action)ドア開け !bgm @1 ガチャ @400 ただいまー。 @100 ……。 @120 ……。 @110 ……。 !wait30 !bgmコミカル @111 おかえりなさい、セトちゃん\wh @120 外は寒かったでしょう、早く入りなさい。 @400 はーい。 @100 ……。 !wait20 !se(Action)爆発音 @101 \f[40]ちょっと待てぇぇー!! @120 シシト、うるさいわよ。 @110 そんな大声出すと近所迷惑になるから、 もう少し静かにしなさい。 @101 母さんにだけは言われたくありません! @104 ……ってか、\sここは僕の家なんだから 「ただいま」って普通はありえないでしょ!? なんでみんな当たり前のように 振舞ってるのさ!? @120 何言ってるのよ、シシト。 セトちゃんがウチに入る時は 「ただいま」でいいって言ったじゃない。 もう忘れたの? @102 いや、確かに言った気もするけど、 それってセトが記憶喪失だった時の話だよ? 今はもう関係ないじゃん。 @400 実は今日からしばらく ホームステイする事になって……。 @120 ほら、それなら「ただいま」でも 問題ないじゃない。 @104 ほら、じゃないよっ! ホームステイすることになったなんて 僕は一言も聞いてないよ!? そんな事いつ決まったのさ!? !se(Action)ビシッ @111 たった今よっ! !se(Action)爆発音 @105 \f[40]母さぁぁぁぁぁん!! @120 あら、良かったじゃないの。 こんな寒い夜に、わざわざセトちゃんに 会いに行く必要がなくなって……。 @111 これなら治療も順調に進むわね♪ @102 いや、そうかもしれないけどさ……。 さすがに泊まるのはマズいでしょ。 @400 細かい事を気にしちゃダメだよ。 @101 少しは気にしなさいっ! !wait20 @102 ……\sんっ? @120 シシト、どうかしたの? @102 ……。 !wait20 えーと……\sセト? @400 なーに? @102 ……\sちょっとこっちに来て。 @111 あらあら、なんだかんだ言っても シシトは気が早いわねぇ〜\wh @120 これが若さか……。 @101 いや、違うからっ! 前にもそのセリフ聞いたよ!? @120 歴史は繰り返すものよ。 @102 絶対に語り継がれないような 黒歴史を繰り返さないでください。 @400 ……? @100 とにかく、まずは上がるよー。 @400 あ、うん……。 !se(Action)学内歩き @1 スタスタ ……。 !wait30 @111 ほほほ、明日は赤飯で確定ね\wh @120 ……\sうーん。 @110 あらっ、どうかしたのシイナ? @120 うん、ちょっとね……。 なんだかセトちゃんの様子が 以前と少し違ってた気がして……。 @110 言われてみると、 確かにどこか違う気もしたわね。 記憶が戻ったからかしら? @120 (……本当にそうなのかしらね?) (さっきのセトちゃん、  まるで別人のような気がしたんだけど……) !wait20 ……\sまっ、\s気のせいかな。 @110 そこまで心配なら、 後で様子を見に行ってあげれば? @120 母さん、それは野暮ってものよ。 様子を見に行くだけなら 明日の朝でも十分じゃない。 @111 それもそうね\wh @0 !mvnil !wait40 !bgm !wait40 !mvシシトの部屋 !bgmサスペンス !se(Action)学内歩き !wait35 !se(Action)学内歩き !wait50 !se(Action)ドア開け @1 ガチャ @100 ふうっ……。 @400 いきなり部屋に呼び出したりして、 いったい何をするつもり? @100 まあ、とりあえずそこに座って。 @400 ……? @1 ……。 !wait30 @100 ……。 単刀直入に言うよ……。 @400 ……。 @100 ……。 !wait30 !bgm @102 ……\s何やってるの、\sリセット? !bgmちょっとマズい @400 あ、やっぱりバレちゃった? @102 バレるも何も、セトだったら こんな事は絶対にしないよ。 それに、毎日会ってれば 喋り方や雰囲気の違いとかも なんとなく分かるしね。 @404 むー、こんなに早く 正体を見破るなんて……。 さすがはシシト兄さんだね。 @104 シシト兄さん!? @400 んっ、何か問題でもあるの? @102 いや、先輩やさん付けはいいとしても、 兄さんは無いだろ……。 @400 だって、この方が呼びやすいんだもん。 私にとっては先輩じゃないからね。 @102 ……。 !wait20 まあ、\sそれはいいとして……。 これはいったいどういう事なの? @400 この子、最近は家事とか勉強とかで ずっと忙しかったからさ。 シシト兄さんの家に泊めてもらえば、 だいぶ楽になると思ってね。 @102 ……なるほど。 確かに、ウチにいれば家事は 母さんがほとんどやってくれるからね……。 @404 ねっ、いいアイデアでしょ! 時間にも余裕ができるし…… \sいつも一緒にいられるし…… \s言う事なしだよねっ! @101 言いたいことは山ほどあるよっ! いくらセトにとって都合が良くても、 周りの人に迷惑をかけちゃダメでしょ! @400 誰に迷惑がかかるって言うの? @102 ウチの母さんとか姉さんとか……。 @400 さっき喜んで迎えてくれたよ? @102 近所の人とか学校のみんなとか……。 @400 特に迷惑になるとは思わないけど? @102 う、うーん……。 !wait20 @104 あっ、そうだ! \sバルトさんがいるじゃん!! バルトさんはどうするのさ!? @400 ああ、それなら心配いらないよ。 ちゃんとした場所に連れてったから。 @102 ちゃんとした場所? @400 うん。 !mvnil @0 !mv !wait20 !mvマジカルパレス !wait20 @710 ……。 @833 ……。 @500 むっ、ここはいったいどこなんじゃ? ワシは天国にでも来てしまったのか? @833 ……。 !wait20 あ、あの……\s女神様? @710 何ですか、クロウ? @833 この老人は……。 @710 彼はセトさんのおじいさんで、 バルトさんと言います。 @833 いや、それは我も存じておりますが……。 なぜこんな所にいるのですか? @710 先ほど、リセットが『転移』を使って バルトさんをここに連れて来ましてね……。 しばらく彼を預かって欲しいと お願いされました。 @833 ……で、預かってしまったと? @710 はい、そうです。 @833 はぁ、事情は分かりました……。 !wait20 @830 しかし……\sよろしいのですか? 一般人をマジカルパレスに招き入れるなど、 今までに無かった事ですよ? @710 もちろん私も承知しています。 ですが、あの子は昔から 1度決めた事を決して曲げない 意志の強い子でしたから……。 @833 いや、失礼ですが、 それはただのワガママじゃないですか。 そこは姉として きちんと言って聞かせるべきかと……。 @710 そうですね、リセットもしょうがない子です。 あの時から本当に何も 変わっていないんですから……。 ふふふ……。 @831 思い出に浸ってないでください! 本来ならば、一般人に我々の存在を 知られるのは大問題なんですよ!? @710 今回は特別です。 彼の場合、息子さんもお孫さんも、 マジカルパレスの関係者ですからね。 @833 は、はあ……。 それは確かに……。 @710 というわけで、今回のことは 大目に見てあげましょう。 @833 (……\sむう) (いくら事件の事で  妹に負い目を感じているとはいえ……) (これは少々甘やかしすぎでは  ないだろうか……) !wait20 @500 それにしても、腹が減ったのぅ……。 いったいセトはどこにおるんじゃ? 飯の支度でもしているのか? @710 あら、お腹が空いたのですか? 少々待ってくださいね、 今から食事を用意しますので……。 ←(エプロン装着) @831 って、女神様が料理をするんですか!? @710 客人をもてなすのは、主として当然ですよ。 @833 いや、だからといって 女神様が自ら料理をしなくても……。 そもそも、料理をした事があるんですか? @710 心配はいりません。 小さい頃は、リセットが料理するところを ずっと見ていましたから……。 @831 見てただけ!? @500 おお、見ず知らずの老いぼれのために 料理を作っていただけるとは……。 真にありがとうございますじゃ。 @710 ふふふ、期待していてくださいね♪ @500 ううむ、本当に天国にいるような気分じゃ。 これも神のお導きなのかのぅ……。 @833 (まあ、実際に女神様なんだがな……) !wait20 @710 ああ、それと……。 突然ですが、クロウにお願いがあります。 @830 はい、なんでしょうか? @710 明日の朝、あなたを『転移』の魔法で アクアフロートに送ります。 これからしばらくは、シシトさん達の元で 再びサポートを行ってください。 @830 シシト達のサポート……ですか? !wait20 @833 ま、まさか……。 再びアクアフロートで 重大な事件が起きるとでも? @710 いえ、そういうわけではありません。 @830 ……むっ? では……\sなぜ我を? @710 クロウのエサ代をカットするためです。 あなたには自力で エサを確保してもらいます。 @831 ええーっ!? @710 大変でしょうが、我慢してください。 これもバルトさんの食費を 確保するためですから……。 @833 食費の確保って、何も我のエサ代から 出さなくてもいいじゃないですか! お言葉ですが女神様、 我はここの正社員で……! @710 ふふふ、私に任せてくださいリセット。 姉さんが責任を持って しっかり彼の面倒を見ますからね〜♪ ←(聞いちゃいない) @832 (おーん、すばらしき姉妹愛) !wait30 !se(Action)ドア開け @1 ガチャ @800 女神よ、例の指名手配犯の件だが……。 @500 むっ……? @800 お、親父!? @500 おお、ジェイクじゃないか、 久しぶりじゃのぅ。 なんでこんな所にいるんじゃ? @800 それはこっちのセリフだっ! 確か親父はセトと一緒に アクアフロートに……。 @500 ところでジェイク、飯はまだかのぅ? !se(Action)爆発音 @800 \f[40]人の話を聞けぇぇー!! !mvnil @0 !mv !wait40 !mvシシトの部屋 !wait20 @102 ……\sなるほど。 @400 ねっ、これなら大丈夫でしょ? @101 マジカルパレスにまで迷惑かけておいて 大丈夫なわけないでしょ! @404 迷惑なんかじゃないもん! \s姉さんがいいって言ったんだもん!! @101 とにかくダメな物はダメだからっ! 早くバルトさんを連れ戻してきなさいっ! @400 えっ、おじいさんの面倒も見てくれるの? @104 違うから、全部元に戻すんだよっ! @404 もうっ、なんでそんなにイヤがるのよ! この子のことがキライなの!? @102 あ、いや、キライとかそういう問題じゃ……。 @400 ほら、問題ないんでしょ? だったら別にいいじゃない。 @101 うわーん! 言葉の堂々巡りぃぃー!! !se(Action)跳ね @404 うるさいっ! !se(Shooting)撃破A @105 ガハッ!! ←(蹴り直撃) @404 大声を出すと近所迷惑だって さっき言われたばかりじゃない! 男の子なんでしょ! \s少しはみっともないと思わないの!? @105 \f[16]み……みぞおちにクリーンヒットした……。 @404 ちょっと、返事は!? @104 は、はいっ! 僕が間違ってました! \s何の問題もありませんっ! @400 そうそう、最初から 素直にそう言ってればよかったんだよ。 @102 ははは……。 !wait20 @400 ……\sさて。 シシト兄さんも納得したことだし、 さっそく次の準備をしないとね。 @102 次の準備? @400 ってわけで、ちょっと離れていて。 @102 いや、今度はいったい何をする気なのさ? @400 大丈夫だよ、すぐ終わるから。 @101 すぐ終わるとかの問題じゃないよ! 頼むからこれ以上変なことは……。 @404 ……また蹴られたいの? @100 これくらい離れればいい? ←(ベッドの上に避難) @400 うん、それならオッケー。 @102 (この子コワーい……) @400 じゃあ、始めるよー。 @0 !bgm !wait40 !se(Action)シュイーン !wait16 !se(Action)シュイーン !wait16 !se(Action)シュイーン !wait30 !se(Action)ジュゴー @100 ……っ! !wait20 !bgmタイトル画面 @1 リセットが部屋の中心に立ち、 静かに目を閉じてゆっくり呼吸を整える……。 すると突然、彼女の髪がフワリと舞い上がり、 どこからともなく風が吹き始めた。 その風は次第に強まっていき、 \s部屋の中にある物を巻き込みながら 渦のような流れを作り出していった……。 @100 こ、これは……。 @1 僕の目の前に突如として広がった、 現実ではありえない光景……。 それを作り出した少女が発する、 体にまとわりつくような不思議な感覚……。 部屋に吹き荒れる風のせいではない……。 それは久しぶりに体験した、 魔力の感覚だった……。 !wait20 ……そう。 リセットが、魔力を集中しているんだ……。 !wait20 @100 ……。 !wait20 すごい……。 @1 僕は自分の手を握り締め、 その光景をじっと見つめていた。 数ヶ月前は、ただ何となく 感じるだけだったリセットの魔力……。 それは、僕がまだ魔力を 上手く扱えなかったせいなんだけど……。 女神様の手助けもあり、 今では自分の魔力をある程度 操作することができるようになった。 だからこそ、こうして肌で 感じることができるんだろう……。 あまりにも大きな、その魔力を……。 !wait20 @100 (……) !wait20 (これが、\s全ての元凶となった力か……) @1 すごいと思う反面、少しだけ悲しくなった……。 それは魔法の世界においても 異常とされた、忌むべき魔力……。 リセットから様々な物を奪い去り、 長い年月にわたって彼女を苦しめ続けた力……。 そして、苦しみ抜いた末に生まれた、 セトというもう1人の存在……。 女神様の言葉を借りるなら、 本来は存在してはいけない存在なんだ。 !wait30 セトは……\s普通である事を望んでいた。 でも、リセットが普通に生まれていたら…… \sセトは存在しなかった。 矛盾した望みと……\s背負わされた宿命……。 それを見せ付けられた気がしたんだ……。 !wait30 @100 ……。 !wait30 @1 自然と、握り締めた手に力が入った……。 ……\s何かに怒りを感じたわけじゃない。 よく分からないけど、 僕がしっかりしなきゃいけないって……。 身が引き締まる思いがして、 気合が入ったみたいだった……。 !wait30 そんな事を考えていると……。 !wait30 !bgm !wait30 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx @404 \n[2]\n[2]い\n[2]・\n[2]っ\n[2]・\n[2]せ\n[2]・\n[2]い\n[2]・\n[2]\n[2]\n[2]『転移』!! @100 ……\sえっ? !se(Action)シュビー !wait15 !se(Action)ドゴン !wait3 !se(Action)ドゴン !wait3 !se(Action)ドゴン !wait3 !se(Action)ドゴン !wait3 !se(Action)ドゴン !wait3 !se(Action)ドゴン !wait3 !se(Action)ドゴン !wait20 !se(Shooting)撃破C @1 \f[44]ドカーッ!! !bgmサブコミカル @104 うわっ!? @1 ……緊張が一瞬にして解けてしまった。 リセットの魔法によって現れたのは…… \s大小さまざまなダンボール箱の山だった。 !wait20 @400 ふうっ、転送完了っと……。 !se(Action)跳ね @101 ちょ、この大量のダンボールは何なの!? @400 何って、ただの荷物だよ。 あらかじめ必要な物を箱に詰めておいて、 『転移』の魔法でこっちに移動したの。 @104 これ全部必要な物なの!? @404 すごいでしょ! ちょっと工夫すれば、 同じ魔法でもこんな事ができるんだよ! 暇な時間を見つけては、 頑張って勉強してたんだからねっ! @102 いや、それはどうでもいいんだけど……。 @400 ……今なんて言った? ←(左手をシシトに向ける) @102 うん、リセットはやっぱりすごいね。 @404 ありがとう、シシト兄さん! @102 ……\sでもさ。 これはいくらなんでも多すぎじゃない? まるで引っ越しをしたみたいだよ。 @400 当然でしょ、これから一緒に住むんだもん。 @101 何が当然だっ! こんなのホームステイって言わないよ! @404 文句言わないで! これでもちゃんと選んできたんだよ!? 嘘だと思うんならそこの箱を開けてみて! @102 ……これ? !wait10 @1 パカッ ……。 !wait20 @100 ……\s中身は学校の教科書とかだね。 !wait20 @102 ……\sうーん、\s確かに。 教科書やノートだけじゃなくて、 必要になりそうな参考書とかも まんべんなく入ってるみたいだね……。 しかも科目ごとに きちんと整理されてるし……。 @400 ねっ、言ったとおりでしょ? @102 これだけの荷物を\r[梱包,こんぽう]するだけでも 大変だったはずなのに、 よくここまで整理できたもんだね。 まるで\r[本人,セト]が荷物を詰めたみたいだ。 @400 (まっ、ほとんどは  サユキ姉さんのおかげなんだけどね……) @412 (いえ〜い♪) @100 じゃあ、こっちのダンボールは……。 !se(Action)跳ね @404 あっ!ダメっ!! !se(Shooting)撃破A @105 \f[32]ぎゃあっ!! @404 そっちの箱には 服とか下着とかが入ってるんだよ! 女の子以外が見ちゃダメっ! @105 \f[16]そういうことは、\s先に口で言って欲し……\sかっ……\sた……。 !wait30 !se(Action)ドゴン @1 バタッ…… @400 あれ、もう寝ちゃうの? シシト兄さんって意外と寝るの早いんだね。 @105 ←(気絶中) @404 うーん、これは予想外……。 これから荷物を出したりする 予定だったのに……。 !wait20 @400 ……\sまっ、\sいっか。 必要な事は大体やったし、 後は2人に任せても大丈夫だよね。 ……\s疲れたから私も寝よっと。 @0 !mvnil !wait40 !bgm !wait40 !bgs(環境)鳥の鳴き声 !wait80 !v5=0 !mvシシトの部屋 !wait20 @400 ……。 !wait20 いつの間にか朝になってる……。 @1 冬村さんが家に遊びに来てから、 ぷっつりと途絶えてしまった私の記憶……。 気がつくと、私は布団の中にいました。 どうやら、いつの間にか リセットさんが入れ替わって、 そのまま眠ってしまったようです。 !wait30 @402 ……\sうーん。 それにしても、なんだか体が重たいな……。 リセットさんはいったい何をして……。 ……。 @400 ……\sあれっ? @1 そこには、いつもと違う光景が広がっていました。 山積みにされたダンボールと、 \s隙間から見える見慣れない家具……。 どうやら、ここは私の部屋ではないみたいです。 ……\sでも。 !wait20 @400 ……。 !wait20 どうしてだろう……。 この部屋の雰囲気、 \sなんだか懐かしい気がする……。 !wait30 !bgs @1 「う、うーん……。」 @400 えっ……? @1 そんな事を考えていると、私のすぐ近くから 誰かの声が聞こえてきました。 それはすごく聞き覚えのある 声だったんだけど……。 私は寝起きだったこともあり、 声の主が誰なのかを とっさに判断することができませんでした。 そして、私が寝起きの頭で 必死に思い出そうとしていると……。 !wait30 @102 ふぁ〜、もう朝になってたのか……。 @400 あっ……。 @100 んっ……? @400 ……。 @100 ……。 @1 一瞬の静寂……。 そして次の瞬間、頭の中がスッキリして、 全ての答えが分かりました。 私が今どこにいて、 すぐ目の前にいるのが誰なのかが……。 !wait20 ……\sって。 !wait40 !se(Action)跳ね !bgm緊急事態 @401 \f[40]キャアアアアアーッ!! @104 ビクッ!! !wait20 @401 わわわわわっ……。 私なんでシシト先輩の部屋に…… \sってかなんで一緒に寝てるんですかっ!? @102 ああ、それは昨日リセットが……。 !se(Action)跳ね @401 ごごごごごめんなさいいいいっ!! @101 ちょ、ちょっとセト、落ち着いてっ! !wait20 !se(Action)ドゴン @1 ドンッ! グラッ…… @402 えっ……? @100 あっ……。 !wait20 !mvnil !bgm @0 !mv !se(Shooting)撃破B !se(Action)爆発音 !wait3 !se(Shooting)撃破B !wait3 !se(Shooting)撃破B !wait40 !mvシシトの部屋 !bgmコミカル !se(Action)学内歩き !wait8 !se !se(Action)学内歩き !wait8 !se !se(Action)学内歩き !wait8 !se !se(Action)学内歩き !wait8 !se !se(Action)学内歩き !wait8 !se !wait20 !se(Action)ドア開け @1 ガチャ @120 ちょっと、何なの今の音は!? ……\sって。 @105 ピクッ、ピクッ…… ←(ダンボール箱に押しつぶされている) @401 ピクッ、ピクッ…… ←(右に同じ) @120 ……。 !wait20 2人して何やってるの? しかもいつの間にこんな荷物を……。 @105 \f[16]あ、姉さん……。 @401 \f[16]お、おはようございます……。 @120 でも、なんだか仲良さそうでいいわね〜。 せっかくだから携帯で写真とっとこ♪ @105 \f[16]い、いや、それよりも……。 @401 \f[16]た、助けてくださいぃぃ……。 @0 !mvnil !wait40 !bgm !wait40 !mv自宅 !bgm安らぎ !wait20 @120 ……\sつまり。 セトちゃんは記憶喪失の後遺症で ときどき記憶が飛んじゃって……。 その間は自分じゃない別の誰かが セトちゃんに代わって行動している……。 ……\sっと、\sこれでいいのかしら? @102 うん、だいたいそんな感じ。 @111 いわゆる二重人格ってやつね。 @402 ……ごめんなさい。 私の知らないうちに ご迷惑をかけてしまったみたいで……。 @120 セトちゃんが気にすることじゃないわ。 今まで黙ってたシシトが悪いんだから……。 @102 いや、だって、まさかこうなるとは……。 !se(Action)ビシッ @120 言い訳無用! @1 ギュウウウゥゥゥ…… @101 \f[32]ぎゃああああーっ!! @401 キャー、シシト先輩がーっ! @111 みごとなヘッドロックね\wh @101 \f[32]\wx\f[24]ギブッ!\s\f[28]ギブッ!\s\f[32]ギブッ! 姉さん!\s痛い!\s痛いからっ!! @120 自業自得でしょ。 己の失態を身をもって償いなさい。 @105 のおおおおーっ!! !se(Action)跳ね @401 ちょ、ちょっとシイナさん、 もういいじゃないですか! シシト先輩は何も悪くないですよっ! \sお願いですから止めてあげてください! !wait20 !se(Action)跳ね @120 まっ、セトちゃんに免じて、 今日はこれくらいで許してあげるわ。 !wait10 @104 ぜぇ……\sぜぇ……\sぜぇ……。 た……\s助かった……。 @402 先輩、大丈夫ですか? @102 いやぁ、危うく二度寝するところだったよ。 セト、ナイスフォロー。 @120 ……あらっ? いつもならとっくにダウンしてるのに…… \s意外と平気そうね。 @111 セトちゃんが見てたから はりきっちゃったのかしら? @102 ……かもね。 (シンクロ効果は偉大だ……) @120 それじゃ、次はもっと強くしようかしら? @401 もっと強く!? @101 いや、もう十分だからっ! @120 別に遠慮しなくてもいいのよ〜♪ @402 (遠慮じゃないと思うんだけどな……) !wait20 @120 それにしても、二重人格か……。 昨日のセトちゃんに感じた違和感は、 あながち間違いでもなかったのね。 @111 でも、もう1人のセトちゃんも偉いわねー。 バルトさんが不在の状況で、 真っ先にウチを頼ってくるなんて……。 @120 1人じゃ大変だってことを ちゃんと理解できているのね。 @102 ははっ、そうみたいだね……。 @120 しかし、バルトさんも大変ねー。 この時期にシカゴまで出張だなんて……。 @110 本当よねー。 @111 どうせなら、仕事に行く前に ウチに一声かけてくれればよかったのに。 @102 (本当は仕事じゃなくて、  \r[シカゴ,マジカルパレス]に搬送されたんだけどね……) !wait20 @402 で、でも……。 やっぱりご迷惑がかかりますし……。 私、すぐに家に帰ります。 @120 無理は禁物よ。 そんな状態で家に帰っても、 もう1人のセトちゃんがまたウチに来ちゃう 可能性も十分に考えられるわ。 @110 シイナの言うとおりよ。 ここはバルトさんが 帰ってくるまでの間だけでも、 ウチに泊まっていきなさい。 @402 い、いえ、さすがにそれは……。 @100 母さんがいいって言ってるんだし、 別に大丈夫なんじゃない? @400 シシト先輩……? @102 なにしろ生活に必要な荷物のほとんどは こっちに運び込まれちゃったからね。 今から家に持って帰るのも 大変だと思うよ? @402 た、確かに、そうですけど……。 @100 ……それにさ。 この方が、セトにとっても 嬉しいんじゃないの? @400 えっ……? @111 あらあら。 @120 シシトからラブコールが入ったわ。 @401 ら、らぶこーるぅぅぅー!? @102 そんなんじゃありません。 ただ、セトがウチにいれば、 家事は母さんがやってくれるし……。 少しは負担も減るかなって思って……。 @110 あら、母さんの負担が増えるのは 別にいいのかしら? @120 シシトも偉くなったわね。 @104 い、いや、そういうわけじゃ……! @110 冗談よ。 @111 セトちゃんだったらいつでも歓迎するわ♪ @102 ……まあ、聞いての通りだよ。 @402 はぁ……。 @100 それに、やっぱり1人でいるより 大勢でいた方が楽しいと思うんだ。 セトが記憶喪失だった時にも、 またウチに来たいって言ってたしね。 @400 あっ……。 @102 とは言え、別に強制はしないけどね。 そういうわけだけど……\sどうする? @400 ……。 !wait20 そうですね……。 !wait20 @403 じゃ、じゃあ…… \sまたお世話になってもいいですか? @111 はい、これで決まりね♪ @120 セトちゃん、またよろしく。 @404 はいっ! 今度はできる限りお手伝いもしますので、 よろしくお願いします! @102 まあ、逆に張り切りすぎて 疲れないよう、ほどほどにね……。 @402 あっ、はい……。 @120 (……\sふーん) (なんだかんだで、  やっぱり気は遣ってるのね……) !wait20 @110 じゃあ話もまとまったことだし、 さっそく朝ごはんにしましょうか。 @120 そうね、朝からドタバタしていて 2人とも疲れたでしょう? しっかり食べなさい。 @404 はいっ、ありがとうございます! @111 というわけで、今日の朝ごはんは 赤飯とみそ汁よ〜\wh @102 (ああ、やっぱりこうなったか……) @400 お赤飯ですか……。 シシト先輩の家では、 なにかお祝い事でもあったんですか? @102 いや、あまり気にしない方がいいよ。 @400 はぁ、そうですか……。 @100 ところで、姉さんと母さんは食べないの? @120 2人が起きてくる前に とっくに食べちゃったわよ。 @402 私たち、ずっと寝てたんですね……。 @102 みたいだね……。 @400 ……んっ? !wait20 @401 (はっ、このみそ汁は確か……!) @100 セト、どうかしたの? @404 い、いえ、何でもありません! (出された物はちゃんと食べないと……) @102 そう?ならいいんだけど……。 (なぜか緊張しているように見える……) @120 とりあえず、冷めないうちに食べたら? @402 あっ、そうでした……。 @100 それじゃ……。 !wait20 @1 「「いただきま……。」」 !wait30 !bgm !se(Action)雷光 !wait3 !se バチッ…… @100 んっ? @400 えっ? @102 なんだ、今の音は? !wait20 !se(Action)雷光 !wait3 !se !se(Action)雷光 !wait3 !se !wait15 !se(Action)雷光 !wait3 !se !se(Action)雷光 !wait3 !se !se(Action)雷光 !wait3 !se !wait20 !se(Action)ジュゴー !wait5 !se !se(Action)跳ね !wait5 !se(Shooting)撃破B !se(System)遭遇 @830 !bgmサブコミカル !se(Action)跳ね @104 うわっ!! @401 ク、クロウさん!? !se(Action)シュイーン !wait15 !se(Action)殴打 @1 ベチャ! @401 きゃああああーっ!! ←(みそ汁がかかった) @830 ふむ、さすがは女神様だ……。 どうやら、『転移』は成功のようだな……。 ……\sんっ? @401 ← @830 ……。 クンクン…… !wait30 @833 ……。 い……。 !wait20 !se(Action)跳ね @832 いいニオイ〜\wh @401 うわっ!! @833 ペロッ、ペロッ、ペロッ…… @401 わわっ、ちょ、ちょっとクロウさん! くすぐったいからやめてください! !se(Action)爆発音 @101 \f[40]クロォォォウッ!! !se(Action)ビシッ @831 ビクッ!! !wait20 @833 す、すまん……。 空腹のあまり取り乱してしまった……。 @101 そんな事よりも、 いきなりテーブルの上に現れるなっ! クロウのせいで せっかくの朝ごはんが台無しだよっ!! @120 まるで爆発でも起きたみたいに、 全部きれいに吹っ飛んじゃったわね。 @833 むっ……? ←(周りを見渡す) !wait20 @831 ……はっ!? ち、違うんだっ! これは決して我のせいでは……。 @102 いや、どう見たってクロウのせいだよ。 @111 罰として、クロウちゃんが 朝ごはんの代わりね\wh @831 ええーっ!? @100 生はさすがにきついかな。 @831 ま、待ってくれ、我に罪は無い…… \s\f[30]ってか、本気で食べる気なの!? @102 んなわけないじゃん。 @833 ほっ……。 @120 下手なコントやってないで、 まずあっちをどうにかしてあげたら? @100 えっ……? @401 ガクガク…… ←(みそ汁とクロウのよだれまみれ) !se(Action)跳ね @104 あっ、忘れてた! @101 セト、大丈夫!? @401 \f[16]は、はい……なんとか……。 @102 うへ、髪とか服がベタベタだ……。 @833 早く洗ってやらないと、 乾燥してパリパリになってしまうな……。 @102 じゃあ、まずはお風呂に連れていこうか。 @830 うむ、そうだな。 @100 というわけでクロウ、 セトを運ぶから背中貸して。 @831 ちょっと待てっ! どうして我の背中で運ぶんだ!? @102 元々はクロウのせいでしょ。 少し汚れるぐらい我慢しなさい。 @832 おーん。 @120 汚れるのがイヤだったら、 一緒にお風呂に入ればいいじゃない。 @110 そうねー、朝のお風呂は気持ちがいいわよ。 @111 ついでに、シシトも一緒に入って……。 @101 いや、入ったら問題だからっ! @833 ま、まあ、とにかく早く運ばないか? この状態は我もつらいんだが……。 ←(空腹で力が入らない) @102 あ、そうだった……。 !wait20 @100 じゃあ、ゆっくり運ぶよー。 @830 うむ、心得た。 !se(Action)学内歩き @1 スタスタ ……。 !wait30 @120 ……。 !wait20 シシトってけっこう 世話焼きなのかしらね……。 @111 まるで本当の兄妹みたいだわ\wh @120 私にはあんなに 気を遣ってくれなかったのに……。 @110 あら、同じ焼きでもシイナはやきもちかしら? @120 ……\s別に。 @111 ふふっ、でもセトちゃんが来てくれて シイナも嬉しいんでしょ? 昔から「妹が欲しかったなぁ」って ずっと言ってたものね♪ @120 よ、よしてよ、そんな昔の話……。 @110 はいはい。 @120 (あれっ、そういえばクロウちゃんって  どこからやって来たのかしら?) @111 (あらっ、そういえばクロウちゃんって  どうやって料理すればいいのかしら?) @831 (ゾクッ!!) @0 !mvnil !wait40 !bgm !wait40 !mvシシトの部屋 !bgm安らぎ !wait20 @830 ……というわけで。 女神様の命を受けて シシト達を再びサポートする事になった。 よろしく頼む。 @102 マジカルパレスでご飯が食べられないから こっちに\r[左遷,させん]されただけじゃん。 @832 それを言わないで〜。 !v35=2 @402 クロウさんも大変なんですね……。 ←(とりあえず制服に着替えた) !wait20 @830 ……\sところで。 どうしてセトがシシトの家にいるんだ? しかも部屋には替えの服まで 置いてあるなんて……。 @102 あれ、女神様から話を聞いてないの? @402 どうやらリセットちゃんがシシト先輩の家に 泊まりに来ちゃったみたいなんです。 @833 なんと、そういう事だったのか……。 @102 やれやれ、まさかもう一度 このメンバーが揃う事になるとは……。 @400 そういえばそうですね。 @830 まるで3ヶ月前に逆戻りしたみたいだな。 @404 前と違って私の記憶はありますけどね! @102 しかもリセットのオマケ付きでね。 @1 \f[32]\c[4]誰がオマケよっ!! @401 ビクッ!! @102 あ、リセットも起きたみたいだね……。 @1 \c[4]起きたみたい、じゃないよ! \c[4]これも全部私のおかげなのに、 オマケ扱いするなんてひどいじゃない! @102 あ、うん、ごめん……。 @402 ううっ、なんか耳鳴りがします……。 @833 (シシト達も大変そうだな……) !wait30 @830 おっと、\sそういえば忘れるところだった。 @100 んっ……? @830 実はこちらへ向かう際に、 女神様からこれを渡されてな。 @10001 @100 マジカルステッキ? @830 うむ。 シシトの意見を取り入れて、 少し改良を加えてくれたそうだ。 @102 おお、それはありがたい。 @400 具体的にはどんな改良なんですか? @830 変身解除をした時に全裸にならない。 @100 他には? @830 いや、それだけのようだ。 @102 なんだ、あんまり変わんないじゃん。 @833 そ、そうか……? (全裸にならないのは嬉しくないのか?) @102 はぁ、僕は結局 ネコミミ少女のままなのか……。 @400 でも、シシト先輩の正体が バレる心配も少ないと思いますよ? @404 それに、魔法少女になった先輩も けっこうカワイイですしっ……! @102 魔物退治に可愛さは あまり関係無いような気がするけどね。 @833 ……で、\sいちおう聞くが、 \sこのステッキを使う気はあるのか? @102 もちろん使うよ。 @402 全裸はさすがにマズいですからね。 @830 うむ、承知した。 (ほっ……) じゃあ、さっそく新しく呪文を設定してくれ。 !se(Action)爆発音 @103 \f[40]よっしゃぁぁー!! @401 ビクッ!! @831 おいっ、いきなりどうしたんだ!? @102 おっと、ごめんごめん。 呪文を変えられるのが嬉しくてつい……。 @402 すっごく長い上に、 かなり恥ずかしい呪文でしたからね。 @833 あー、そういえばそうだったな……。 @100 で、呪文の設定方法は? @830 ステッキの後ろのヒモを握って 呪文を言えば完了だ。 普段言わないような言葉に しておいた方がいいぞ。 @100 普段言わない言葉か……。 !wait20 ……\sよし、\s「リス君大好き」にしよう。 @401 リス君大好き!? @833 (リスはそんなに嫌われていたのか……) @100 じゃあ、ステッキのヒモを握って……。 !wait20 @1 ギュッ @103 \wx\f[16]リ\f[24]……。 !bgm !se(Action)シュイーン @404 \f[40]セトッ!! @103 ……\f[16]君\f[24]大好きぃー!! !se(System)決定 @1 ジュモン ガ セッテイ サレマシタ。 @103 ……。 @830 ……。 @1 ジュモン ハ・・・ !wait40 !se(System)ジング \f[32]『\c[2]セト \c[0]ダイスキー』 デス。 !se(Action)ビシッ @831 \f[60]!? !bgm緊急事態 @104 はああああーっ!? @404 よしっ、カンペキ! !se(Action)爆発音 @101 \f[40]何がカンペキだぁぁー!! いきなりなんて事をしてくれたんだっ、 \s\f[32]リセットォォォー!!! @400 だって、普段言わない言葉なら 何だっていいんでしょ? 別に減るものじゃないんだし……。 @101 だからって、その呪文はないだろっ! 周囲の目が痛いわっ!! @833 (前の呪文も十分に痛々しいと思うが……) @400 そんな事言っても遅いよ。 一度設定した呪文は もう変えられないんでしょ? @102 ぐっ……しょうがない。 ここは我慢して今までのステッキを……。 @404 そんな事させないよっ! \s\f[40]『波動』!! !se(Action)シュイーン !wait5 !se(Action)ミス @104 おわっ!? !se(Shooting)撃破B !se(Action)爆発音 @1 \f[32]バゴーン!! @831 ぎゃああああーっ!! 前のステッキがコナゴナにぃぃー!! @404 せっかく姉さんが用意してくれたんだから ちゃんと使ってあげてよ! !se(Action)爆発音 @105 \f[40]のおおおおおーっ!! !mvnil @1 のおおおおーっ!! \f[20]のおおおーっ! \f[16]のおおー。 \f[12]のおー \f[8]お… !wait40 !bgm !wait40 作戦の第一段階はうまくいった……。 ……でも。 ここからが本番だよ……。 私は、\s\r[物語,ゆめ]の\r[創造主,クリエイター]……。 私が作るのは、\s2人の夢の続き……。 ……とってもすてきな夢にするからね。 私、もっと頑張るから……。 !wait80 @0 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx This is a sequel to my story. We are... !wait40 \f[40] Sihouette Sisters \n[2]\n[2]\n[2]\n[2]\f[32]\m[42]-\n[2]\n[2]E\n[2]\n[2]N\n[2]\n[2]D\n[2]\n[2]- !wait80 !bgmファンキー @50 はーいはいはい、 \s楽しい予告の時間よ〜♪ @102 いや、この作品に 予告なんて必要ないじゃないですか……。 こっちは本編で疲れ果ててるんですから、 いい加減休ませてくださいよ。 @50 あら、これを見て まだそんな事が言えるのかしら? @10001 @101 はっ、いつの間に!? @50 えーと、ステッキの後ろの方を5回……。 !se(Action)跳ね @101 わーっ、ごめんなさーい!! @50 そうそう、分かればいいのよ♪ !v35=1 @400 なんでシシト先輩はあんなに 動揺しているんですかね? @833 まあ、魔法の事は秘密だからな。 相手が誰であれ、変身の呪文を 簡単に知られるわけにもいかないだろう。 @404 なるほど、魔法少女は 常に油断できないという事ですね! @833 (知らぬが仏か……) !wait20 @102 ところで、作者はどうして こんな作品を作ったんですか? 続編は追加シークエンスが出てからって 製作秘話で書いてたはずなのに……。 @50 だって続編じゃないもん、 \sこれはあくまで『後日談』よ♪ @402 ほとんどこじつけですね……。 @50 作者\r[曰,いわ]く、後日談で どーしてもやりたいネタがあったから こんな作品を作ったらしいわ。 @100 どうしてもやりたかったネタ? @50 とんとんとん…… ←(ステッキの後ろを叩き始める) !se(Action)跳ね @101 わーっ、もう分かりましたから! それだけはやめてくださーい!! @50 ちぇっ。 @833 (なるほどな……) @102 やれやれ、これぞまさに 弱みを握られてしまった状態か……。 @50 来たれ\r[幾千,いくせん]の魔物たち、 魔法少女ナナシちゃんがお出迎えよっ♪ @101 もう魔物なんて来るなーっ! @833 シシトはいつも大変な目に遭うな……。 @402 でも、今回は先輩だけじゃなくて 私も色々と大変でしたよ? 学校まで吹き飛ばされたり、 ダンボール箱の下敷きになったり、 みそ汁を頭からかぶったり……。 @50 あらっ、良かったじゃないセトちゃん。 これでシシト君と同じ 不幸キャラの仲間入りねっ♪ @401 良くないですよっ! @50 まあまあ、色々とおいしいから 別にいいじゃない。 シシト君と一緒に寝たりしたんだから\wh @402 そ、それはリセットさんが……。 @102 そうそう、別に何もありませんから。 @833 前から思ってたのだが、 シシトは歳の近い異性と寝ることに 抵抗というものが全く無いのか? @102 もう倦怠期ですから、でかい湯たんぽが ある程度にしか感じません。 @401 私の存在って湯たんぽ!? @833 (ある意味、シシトは大物だな……) @404 どうせなら、クロウさんが 先輩と一緒に寝ればいいんですよ! @100 ああ、確かにその方があったかそうだね。 @831 ええーっ、そこで我に振るの!? @710 やはりクロウは 苦労する運命にあるようですね。 ……\sぷっ、\sくっくっくっ……。 @833 女神様、ダジャレを言ってる 場合ではありません! 用済みになったとはいえ、 大事なステッキを妹さんが 壊しちゃったんですよ!? ここはビシッっと叱ってあげてください! @710 あらあら……。 私が新しく用意したステッキを 早く使って欲しくて、前のステッキを 壊してしまったんですか。 リセットはせっかちですねー。 ふふふ……。 @831 女神様ぁぁぁー!! @402 事件の反動で、女神様は すっかり丸くなっちゃいましたね。 @102 今の女神様だったら、リセットの言うことは 何でも聞いちゃいそうだな……。 @50 もしもリセットちゃんが 「世界が欲しい」なんて言ったら どうなるのかしらねー? @710 久しぶりですね、神を相手にするのは……。 ←(\r[戦,いくさ]準備を整えている) !se(Action)爆発音 @831 \f[40]女神様ぁぁぁー!! お気を確かにぃぃぃー!! @401 リセットさんはそんな事 絶対に言わないですよっ! @102 ……ダメだこりゃ。 !wait20 @50 じゃあ、女神様が戦いに向かう前に 次回予告をしておきましょう〜♪ @401 次回なんてあるんですか!? @50 だってリセットちゃんも言ってたじゃない。 「私の物語はここで終わりじゃない」って。 @102 いや、それは言葉のあやというもので……。 @50 とんとんとん…… @101 ごめんなさい、僕の勘違いです!! @50 ……というわけで、 \s次回の『Silhouette Brothers』は……。 @831 ブラザーズ!? @50 \f[22]『私、実は男の子だったんです(セト談)』 『私たち、実は兄弟だったのよ(シイナ談)』 『我も実はオス犬だったのだ(クロウ談)』の 超豪華3本立てでお送りします♪ @401 ええーっ!? @101 なんじゃそりゃーっ!? @831 我は兄弟でも何でもないだろう!! @120 本当に兄弟だったら、 シシトには絶対に負けないわね。 @102 姉さん、真面目に考えないでください。 (というか今でも勝てません……) @111 ほほほっ、アニキ系の作品は大歓迎よ\wh @101 歓迎するなぁぁー!! @50 他にも、『Silhouette Mothers』や 『Silhouette Fathers』も公開予定よ♪ @401 お父さんにお母さん!? @101 僕は犬から生まれた覚えなんて無いよ!? @831 あえてそこから突っ込むの!? @111 シシト、私はあなたの母さんじゃなくて 父さんだったのよ! @500 セトや、ワシはお前の祖父ではなく 祖母だったのじゃ! @401 うわーん! 収拾がつかなくなってきたー!! @253 実はネコミミ女の母です。 !se(Action)爆発音 @101 \f[36]お前はどっか行けぇぇー!! @50 では次回、 『Mysterious Persons 〜奇妙な人々〜』 \s楽しみに待っててね♪ @831 すでにタイトルの原型が残ってない!? @102 予告のお姉さん、 もうメチャクチャにするのはよしてください。 @50 あらっ、文句を言うとステッキを……。 !se(Action)跳ね @101 ごめんなさいっ! なんでもありませーん!! @50 分かればよろしい。 @400 シシト先輩は徹底してますね……。 @404 私も見習わないとっ! @833 (本当の事を知ったら  どんな反応をするのだろうか……) !wait20 @50 さて、シシト君弄りも飽きたから、 この辺で締めるわね。 し〜ゆ〜♪ @400 シーユー。 @830 シーユー。 @102 シーユー。 @50 とんとんとん…… @101 ちょ、予告のお姉さん! どさくさに紛れてステッキ叩かないで!! !se(System)決定 @1 ジュモン ヲ サイセイ シマス !se(Action)爆発音 @105 \f[40]うわあああああーっ!! @401 ビクッ!! @50 じゃあね〜♪