#幻想譚劇場 〜シイルの街〜(訪問編) !se(System)キー2 \>この作品は『シルフェイド幻想譚』の ストーリーに基づいた作品です。 !se(System)キー2 \>ご覧になる際は、そちらのゲームを 先にプレイしておく事を推奨します。 \f[20]※(尚、キャスト、背景に関してはtxtファイルをご覧ください) # #キャスト(シルエットノートでの名前) # #女主人公ナナシ(ナナシ) #クロウ(クロウ3世) #リクレール(女神様) #スケイル(スケイル) #フェザー(リス) #ウリユ(幼女) #ユーミス(スズナ) #魔王(真なる魔王) # #背景(シルエットノートでの名前) # #フィールド(中央公園) #シイルの街(住宅地) #シイルの墓地(七影霊園) #シイル書物保存館(本屋) #ユーミス堂(コンビニ) #ウリユの部屋(シシトの部屋) #シイルの宿屋(アルバートの部屋) # !se(System)キー2 \>それではスタートします。 !wait80 !bgmタイトル画面 私の名前は……\sナナシ……。 リクレールという人によって\>            \<召喚された名もなき勇者……。 私は今、シルフェイドと呼ばれる\> \<この世界で起ころうとしている\> \<『災い』を阻止するために旅をしている……。 そんな\r[折,おり]、私はとある情報を耳にした……。 なんでも……\sこの世界のどこかの街に、\> \<未来を予知する『予言者』がいるというのだ……。 その人なら、『災い』の正体について\> \<何か知っているかもしれない……。 そこで、私はさっそく、\> \<予言者へ会いに行く事にした……。 ある時は……\> \<\sどこまでも広がる深い森を抜け……。 またある時は……\> \<\s\r[悠然,ゆうぜん]とそびえる険しい山々を越え……。 そして……\s私は今……。 !wait60 !bgm !wait20 !mv中央公園 !wait20 @130 ……。 !wait30 @131 ……\sはぁー、\sもう疲れた。 !wait30 !se(Action)ドゴン @1 バタンッ! !bgmコミカル @134 ZZZ……。 !se(Action)爆発音 @831 \f[40]くおらあああぁぁぁー!! いきなり寝るんじゃない! \sまだ真昼間だぞ、とっとと起きろ!! @131 そんな事言ってもねぇ……。 こっちは夜通し歩きっぱなしで、 昨日は一睡もしていないのよ? @833 それはお前が道に迷ったからだろう! 本来ならば数時間で 山を越えられる予定だったのだぞ!? @131 峠を越えた患者には優しくしましょう。 @831 お前はどこから見ても健康体だ! \s本当に病気の方に失礼だろ!! @130 私、毎年1回は必ず風邪を引くわ。 これも立派な病気じゃない。 @833 そんなの病気じゃないと思うが……。 @133 なによ、クロウ! \sバカは風邪引かないって言いたいの!? !se(Action)爆発音 @831 \f[36]誰も言って無いわぁぁー!! そんな事言ってないで早く行くぞ! \s昼間から寝てたらまた夜になってしまう!! @131 眠るのに昼も夜も関係ないじゃない。 昼夜が逆転するなんて、 今時珍しくもなんとも無いわ。 @833 いや、だからといって、 こんな原っぱのど真ん中で寝なくとも……。 @130 今日はとってもいい天気だもの、 野外で昼寝をするには絶好のポイントよ。 それに、お日様の光を浴びると、 気持ちいいだけじゃなくて すくすく成長するしね。 @830 だが、今のお前にとっては 成長なんて意味などないだろう。 なにしろ15日の命しかないんだぞ? @131 ふんっ、成長を知らないトーテムに、 この気持ちは一生理解できないでしょうね。 @833 ぐっ、それを言われると耳が痛い……。 言うようになったな、ナナシ……。 @134 そ、それほどでも……。 (赤面) @831 誰も褒めとらんわっ!! @131 なっ……。 !wait20 !se(Action)爆発音 @132 \f[40]なんですってぇぇぇー!? @831 うおーい! いくらなんでも驚きすぎだぞっ!! @131 徹夜明けのテンションなんてこんなもんよ。 今なら空も飛べる気がするわ、 \s試しに天空大陸の端から落ちてみる? @833 いや、絶対に無理だから、 『生命の結晶』の無駄遣いだぞ……。 @130 クロウ、最後まで希望を捨てちゃダメよ。 諦めたらそこで試合終了だって、 私の尊敬する先生はおっしゃってたわ。 @831 今は試合なんてしていないだろ! \s話の筋が根本的に違うわ!! @133 クロウ、あなたは私だけでなく、 私の心の師までバカにする気なの!? !se(Action)爆発音 @831 \f[34]だから言って無いわぁぁー!! @131 甘いわよ、クロウ。 口では言っていなくとも、 私にはあなたの心を読むことができるわ。 言い逃れは不可能よ。 @832 (むしろこの状況から逃れたい……) !wait20 @130 うーん、\sそうねぇ……。 確かに、日が暮れる前には 目的地に着きたいわよね。 ……。 @131 でも、どこにあるのかしら……? @830 ああ、その事なんだが……。 向こうの高台に何かが見えるから、 まずはあそこに行ってみたらどうだ? もしかしたら、そこが例の街かも知れんぞ? @130 クロウって、犬のくせに 鼻より目の方が利くのよね。 何か特別な訓練でもしたの? @833 いちいち変なことを気にするな! とっとと行くぞっ! @131 はいはい……。 (クロウも結構照れ屋さんね……) !wait20 @130 ……\sじゃ、\s行ってみますか。 @830 (……\sやれやれ) (これでやっと進めるな……) (あそこが例の街ならいいのだが……) @1 ごーろ、ごーろ…… @833 ……\sんっ? @131 ごーろ、ごーろ…… ←(寝っ転がりながら移動中) !se(Action)爆発音 @831 \f[40]ちゃんと歩けぇぇぇー!! @131 分かって無いわね、クロウ、 これも立派な作戦の1つなのよ。 歩くと時間が経過するんだから、 転がればきっとタイムロスも無いはず……。 @831 そんな馬鹿な話があってたまるかっ!! どう考えても転がる方が 時間かかるに決まっているだろう! @131 まあまあ、街に着いたら ちゃんと歩くから……。 体力回復も兼ねて、このまま進むわよ。 @833 いや、回復するどころか、 逆に疲れると思うんだが……。 @130 ごーろ、ごーろ…… ←(結局そのまま移動) @833 (……) !wait20 (見ているこっちの目が回りそうだ……) !mvnil !wait40 @0 \> \<幻想譚劇場 〜シイルの街〜 !wait60 !bgm !wait40 !mv住宅地 !bgm住宅街 !wait20 @830 ……\sうむ。 どうやらここが、噂で聞いた 『予言者』のいる街のようだな。 @132 ぜぇ……\sぜぇ……\sぜぇ……。 @833 ……って、ナナシ大丈夫か? @132 だ……\s大丈夫じゃ……\sないかも……。 @833 まったく……。 街の手前の上り坂も、強引に転がって 上ってくるからそうなるのだぞ。 なんで途中でやめなかったんだ? @131 だって言ったじゃない、 『街に着いたらちゃんと歩く』って……。 有限実行はとっても大切なことよ。 @833 ナナシには臨機応変の方が 大事だと思うんだが……。 @131 二兎追う者は一兎も得ず、 \s同時進行は身を滅ぼすわよ。 @831 いちいち反論するなっ! !se(Action)ビシッ @133 私は口答え四段よっ! @831 有段者!? @130 まあ、とにかく日暮れ前に 街に着けたんだし、問題ないわ。 ……。 @131 ……\sそれにしても。 ここって街のくせに何もないのね……。 @830 予言者の娘がいる以外には、 図書館があるくらいか……。 この街では、特にこれといって 変わった買い物はできなさそうだな。 @131 これはいけないわね……。 何か名物になるような物でも売らないと、 こんな街、たちどころに寂れちゃうわ。 @833 こらっ、寂れるなんて言い方したら 街の人に失礼だぞっ! @131 私は事実を述べたまでよ。 せっかく人が街の心配をしているのに、 クロウは邪魔をするつもりなの? @833 いや、そういうワケでは無いのだが……。 大体、ここで何を売ると言うのだ? @130 うーん、\s『シイル\r[饅頭,まんじゅう]』とか? @831 なぜに饅頭!? @131 地方のお土産なんて、 饅頭やクッキーに名前入れときゃ それでオッケーなのよ。 ……。 @130 ……\sでも。 ただ名前を入れるだけなのもなんだし…… \sもうひと工夫してもいいかしらね。 !wait20 @131 例えば、そうねぇ…… \s想像を絶するマズさの饅頭とか……。 @831 そんな饅頭誰も買わんわっ! @131 ウケはいいと思うんだけどねぇ……。 !wait30 !bgm @1 「───!」 @130 んっ……? @830 ……今、何か聞こえたな。 @130 ……どうやら、ここの家の中からみたいね。 @131 どれどれ……。 ←(聞き耳を立てる) !wait30 @1 「パパ、どうしてトニーとの  結婚を認めてくれないの!?」 「そうじゃなくて、おまえ達が結婚した後に  報告しに来ておるから怒っとるんじゃ!」 「ちゃんと言っといたじゃない!  \s『結婚したら連絡します』って!」 「結婚する前に連絡せんかぁー!!」 @130 ……。 @830 ……。 !wait30 !bgmちょっとマズい @833 ……\sなんだこれは? @131 どうやら口ゲンカの真っ最中みたいね。 @1 「ワシは認めんぞぉぉー!!  \s勝手に結婚しよってからに!」 @833 しかし、家の外でこれ程とは……。 なんという大声なんだ……。 @131 この分だと、家の中はさらに大荒れね……。 ……。 @130 ……っ! !se(Action)跳ね @133 ……って、\sこうしちゃいられないわ! @833 お、おいっ、どこへ行くナナシ!? @130 ちょっと家の中に行ってくる。 @833 い、家の中って、お前……。 (まさかケンカを止めるつもりか?) @133 クロウはここにいて、すぐ戻るからっ! !wait10 !se(Action)ドア開け !wait20 !se(Action)ドア閉め @1 バタンッ ……。 !wait30 @830 ……。 !wait30 ナナシが家の中に 入って行ってしまった……。 ……\s大丈夫だろうか? !wait30 !bgm !se(Action)ドア開け @1 ガチャ @130 ふうっ……。 @830 むっ、意外と早かったな。 @131 ええ、めぼしいアイテムが無くて ガッカリだわ……。 !bgmコミカル !se(Action)爆発音 @831 \f[40]くおらあああぁぁぁー!! お前は口ケンカを止めるために 家に入ったんじゃないのか!? @131 はっ、何言ってるのよ? 口ゲンカの真っ最中ってことは、 家の中は隙だらけじゃない? どうぞご自由に調べてくださいって 言ってるようなものだわ。 @833 なんだその自分勝手な発想は!? お前は人様の家を なんだと思ってるんだ!? @130 うーん、\sアイテム貯蔵庫? @831 直球で答えるなっ! @131 じゃあ変化球で答える? @831 そんな答えもいらんっ! @131 ちょっと、それじゃ投げる球が無いわよ。 ちゃんと言葉のキャッチボールをしなさい。 @833 (そうしたいのだったら、  もう少しマシな球を投げてくれ……) @130 まっ、とにかく、ここはもう用済みね。 せっかくだから、 街の中を色々と見て回りましょうか。 @833 用済みって言うな、用済みって! @130 じゃあ、無価値? !se(Action)爆発音 @831 \f[36]そういう問題じゃなーい!! @131 あ、そうだった……。 早く次の場所に行かないと 日が暮れちゃうわね……。 @832 (うおーん、それも別問題だー) @130 ってワケで、しゅっぱーつ♪ !se(Action)学内歩き @0 !mvnil !wait40 !mv七影霊園 !wait20 @130 ……。 @830 ここは街の共同墓地か……。 @130 墓石に何か文字が書いてあるわね。 !se(System)決定 @1 『魔物と戦い 死した旅人 ここに眠る』 @830 そうか、ここには志半ばで命を奪われた 旅人達が眠っているのか……。 ナナシ、旅の無事を願って、 彼らに祈りをささげてみてはどうだ? @130 ゴソゴソ…… @833 ……って、なぜ墓石を調べているんだ? @130 種やメダルが落ちてたり、 隠し階段とかないかなーって思って……。 @831 お前は墓荒らしにでもなったつもりか!? 死者を\r[冒涜,ぼうとく]するようなマネをしていると、 いつか化けて出て来て\r[祟,たた]られるぞっ! @131 それ倒せば、何か手に入るかしらね? !se(Action)爆発音 @831 \f[40]倒すなあああぁぁぁー!! !mvnil @0 !mv !wait40 !mv本屋 !wait20 @130 ここが『シイル書物保存館』ね。 @830 ここでなら、『災い』に繋がる ヒントが得られるかもしれんな……。 @130 そうね……。 ……。 @131 ……\sんっ? !se(System)決定 @1 \> −重要書物 保存室− 一般の人の立ち入りは禁止させていただきます。 @130 重要書物……保存室……? @830 どうやら、今は入れないみたいだな……。 @131 もしや……\sここって隠しダンジョン? @833 ちゃんと『保存室』と書いてあるだろ。 貴重な本や大事な本が しまってある部屋じゃないのか? @131 うーん、それは気になるわねー。 どうすれば入れるのかしら……。 @1 「重要書物保存室は来月開放する予定です、  楽しみにしていてくださいね。」 @130 あ、ご親切にどうも。 @830 (ここの受付の者か……) @1 「ところで、封印の民ってご存じですか?」 @131 封印の民? @1 「カギ穴のない『不思議な扉』を  開け閉めできるのは、  封印の民だけなんですって。」 「実はこのシイルの街に住む人って、  みんな『封印の民』なんだそうですよ。」 @131 『なんだそうですよ』って、 あなたもその一人じゃないんですか? @833 こらっ、人の揚げ足を取るなっ! @1 「あはは、それもそうですね……。」 @130 ところで、そこの奥の部屋、 ちょっとだけ見せてもらえませんか? ひょっとしたら、私の探している物が あるかもしれないんですけど……。 @1 「申し訳ありませんが、一般の方を  中に入れるわけにはいかないんです。」 「来月になれば一般開放されますので、  それまではここの本を読んで我慢してください。」 @830 まあ、当然だろうな……。 !se(Action)跳ね @132 そんなの待ってられません! \s今すぐに見せてください!! 私は15日しかここにいられないんです! @831 ……って、お前はダダッ子か!? @1 「うーん、それは困りましたね……。」 「では、関係者の者と相談しておくので、  後日改めて来てもらえますか?」 @131 ううっ、分かりました……。 (はぁ、さすがに無理か……) @833 (大人な対応だなぁ……) !mvnil @0 !mv !wait40 !mv住宅地 !wait20 @130 ……あそこに何かが置いてあるわね。 @830 ふむ、見たところ鎧のようだな……。 @130 あっ、注意書き発見。 !se(System)決定 @1 \>『魔王を倒せし勇者が身につけた大地の鎧を、  永久の平和を願い、ここに納める。』 \f[16] −二度目の魔王を封印せし日− バーン暦450年 初春の月 21日 !wait20 @130 ……。 @830 ほう、あそこに\r[祀,まつ]られているのが かの有名な『大地の鎧』か……。 @131 ふふふ……。 @830 ……むっ? ナナシ、どうかしたのか? @134 クロウ、私は決めたわ……。 @833 はっ……? !wait20 !se(Action)ビシッ @133 あの鎧は今日から私の物よっ! @831 こらっ、いきなり何を言い出すんだ!? ああやって祀られている物を 手に入れるなんて無理に決まってるだろ! @130 そこは交渉次第よ。 大丈夫、私にいい考えがあるわ。 @833 いい考え……だと? @131 まあ、黙って見てなさいって……。 !se(Action)学内歩き @0 !wait30 @130 あの、すみませんが……。 @1 「ふんふふ〜ん、今日もピカピカに磨くぞ〜い。」 @131 おーい、もしもーし。 @1 「ん?なんじゃい?」 「言っておくが、この鎧に触っていいのは  ワシらみたいな封印の民だけじゃぞ!」 「万が一盗まれたら、おおごとだからのう。」 @130 実は私、勇者の血を引く者でして……。 再び甦った魔王を倒すために、 ご先祖様の使っていた鎧を 取りに来たんです。 @831 ええーっ!? @1 「……なんじゃと?」 @833 な、なんて嘘をつくんだお前は!? そんな見え透いた嘘、すぐにバレるぞっ! @1 「ふんっ、信用ならんな……  \sそんな話聞いた事も無いわい。」 「本当に勇者の子孫じゃったら、  何か証拠になるような物でも見せてみろ!」 @830 ほら見ろ、言わんこっちゃない……。 今ならまだ間に合うぞ、 \sここは素直に謝った方が……。 @134 証拠ならここにあります。 @833 えっ、あるの? @1 ゴソゴソ…… !wait30 !se(Action)爆発音 @133 \f[30]この聖印が目に入らぬかーっ!! \f[24]←(『太陽の聖印』を掲げて叫ぶ) !se(Action)ビシッ @831 \f[60]!? @1 「……\sはっ?」 「おぬし……\s何を言っておるのだ?」 @131 まあ、確かに目に入ったら 痛いとは私も思うけど……。 !wait20 @132 ……って、全く効果なし!? これ見てなんとも思わないの!? @1 「……何がしたいのかは分からぬが、  用が済んだなら早く帰ってくれないか?」 「ワシは鎧を磨かないといけないんじゃ、  \sいつまでもそこにいられると迷惑だわい。」 @132 ガーン、作戦失敗! @833 おいっ、ナナシ! お前は一体何を考えているんだ!? @131 なにって、『太陽の聖印』を使っただけよ。 このアイテムは、ここ一番で使って、 みんなを\r[控,ひか]えさせるための物じゃないの? @831 そんな使い方聞いたことも無いわっ! \s絶対に間違ってるぞ!! @132 ええーっ、違うのー!? @833 当然だ。 そんな都合のいいアイテムなんて、 普通あるワケないだろう。 @130 そうでもないわよ? 『い●ろう』を掲げれば、役人だろうが 悪党だろうがみーんな控えるもの。 @831 なんだその反則アイテムは!? @131 うーん、いわゆる王家の証ってとこかしら? 私が知る限り、これを見せられた人は 全員例外なく屈服してたわね。 @833 そ、そうなのか……。 (ナナシの世界は恐ろしいところだな……) @131 やれやれ、人生楽ありゃ苦もあるさなんて、 とんだ嘘っぱちね……。 しょうがないから、ここも後回しにしましょう。 @833 お前、まだ諦めてないのか? @131 当然よ、狙った獲物は必ず手に入れるわ。 今はせいぜい、鎧を磨ける喜びを 存分に味あわせておきましょう。 ふっふっふ……。 @832 (そんなの勇者のセリフじゃなーい) @0 !mvnil !wait40 !bgm !wait40 !mv住宅地 !bgm住宅街 !wait20 @130 さて、これで街の中は だいたい見て回ったわね。 @830 うむ、だが肝心の『予言者』は まだ見つからないな……。 @131 本当にいるのかしらねぇ……。 ひょっとしたら、私たちが来るのを知って どこかに逃げ出しちゃったのかも……。 @833 いや、なぜ我々が来たからといって 逃げなければならんのだ? @130 きっと、予言者は大の犬嫌いなのよ。 @131 罪深いクロウ……。 @831 勝手に決め付けるなっ! @833 そもそも、我の姿は普通の人間には……。 @130 あ、あそこに街の人がいるわね、 話を聞いてみましょう。 @831 おい、こらっ、人の話を聞け! @131 あなたは人じゃないでしょ、クロウ。 @831 そこだけ答えるなーっ!! @130 すみませーん、旅の者なんですけど……。 @832 (結局無視されたー) @1 「おっ、旅人が来るなんて珍しいなあ……。」 「もしかして、『予言者』に会いに来たのかい?」 @130 はい、そうですが……。 @1 「それなら、すぐ左上の薬屋に行くといい、  何も言わなくてもすぐ会わせてくれるよ。」 「オレ予言してもらおうと思ってノックしたらさ、  もうオレが来ること分かってたんだもんなぁー。」 「さすが予言者だよ。」 @130 そうですか、ありがとうございます。 @830 予言者はあの薬屋に住んでいるのか……。 @130 そうらしいわね。 @830 それにしても、噂通りの力のようだな。 誰が訪問してくるのかも 手に取るように分かるとは……。 @131 それはどうかしら? 今の人、実は予言者をアピールする 桜(嘘の演技をする人)だったのかも……。 @833 おいおい、それは深読みしすぎだろう……。 なぜそこまで疑ってかかるんだ? @131 だって、クロウがいるのに 予言者が逃げ出していないんだもの……。 @831 犬嫌いから離れろっ! @130 まっ、場所も分かったし、 とにかく会いに行ってみましょう。 @131 そうすれば全てがはっきりするわ……。 @833 (おーい、主旨が変わってないかー?) !se(Action)学内歩き @0 !mvnil !wait40 !bgm !wait40 !mvコンビニ !wait20 !se(Action)学内歩き !wait50 !se(Action)ドア開け @1 ガチャ !bgm安らぎ @130 ごめんくださーい。 @1 シーン…… @131 ……\sあらっ? @830 むっ、誰もいないのか? 店は開いているというのに……。 @131 やっぱり、クロウを恐れて……。 @831 その話はもういいわっ!! !wait20 @1 \f[16]「えーと、明日の昼にトニーさんが来て、それ以外は誰も来ないのね?」 \f[16]「うん……トニーさんは、  結婚が取り消されないかどうかを聞きに来るみたい。」 @130 んっ、話し声が聞こえる……? @830 どうやら、店の奥に誰かがいるようだな。 @131 \f[16]ちっ……。 @831 おいっ、今の舌打ちはなんだ!? @1 \f[16]「……とりあえず、今日誰も来ないなら、お店を閉めてくるわね。」 !wait20 !se(Action)学内歩き !wait50 !se(Action)ドア開け ガチャ @110 ……\sえっ? @130 ……っ! @111 あっ、いらっしゃいませー、 \sお待たせしてごめんなさいね。 @131 あ、いえ……。 @830 彼女がこの店の店主か……。 @110 (どうしたのかしら、  今日は誰も来ないはずじゃ……) (ウリユの予言が外れるなんて  一度もなかったのに……) @130 あのー、私は旅の者なんですけど……。 @110 まあ、そうなんですか……。 『←の橋』がまだ直ってないのに 旅の人が来るなんて……。 @131 『←の橋』って……。 @833 別にいいだろ、意味は通じるのだから……。 @110 一体、どうやって この街までいらしたんですか? @130 『↓の森』を越えてきました。 @831 『↓の森』!? @131 意味が通じれば……。 @833 あー、分かった、分かった……。 @111 まあ……怖い目に遭いませんでした? \s苦労していらっしゃったんですね……。 森を越えて旅の人がいらしてくるなんて 何年ぶりでしょう……。 @131 そんなの知りません。 @833 当然だ。 @110 お客様は、勇気のある方なんですね。 @134 ありがとうございます。 !wait20 @130 ……\sところで。 こちらに『予言者』の人がいると聞いて やってきたんですけど……。 @110 予言者……。 !wait20 @111 あ、はい、\s娘のウリユの事ですね? ウリユは向こうの部屋におりますので、 お話はどうぞご自由に……。 @130 それじゃ、お邪魔しまーす。 !se(Action)学内歩き @0 !wait30 !mvシシトの部屋 !wait30 !se(Action)ドア開け @1 ガチャ @130 こんにちはー。 @560 ……\sえっ? @130 あなたが『予言者』のウリユちゃんね? ……。 @131 なんだ、\s私よりも年下じゃないの……。 『予言者』なんて言うから、 もっとヨボヨボの人かと思っていたわ。 @833 ナナシ、それは偏見だ……。 @560 ……。 !wait30 あの……\s誰? @130 えっ?誰と言われても……。 @830 家を訪れる者の事は、 すでに分かっているはずだからな……。 @131 実はこの子、予言者じゃないのかも……。 @833 いや、他に人はいないだろう。 @560 ……。 !wait30 お、お母さ〜ん……。 !se(Action)跳ね @132 ちょ、ちょっと待って! 私は別に怪しい者じゃ……! @831 うろたえるなっ!ちょっと落ち着け!! !wait20 !se(Action)学内歩き @1 スタスタ @110 どうしたの、ウリユ? @560 こ、この人、誰……? @110 えっ? 人と会う時は、いつも会う前から 名前が分かってるじゃない。 @560 わ、分からないの……。 どうしよう……。 @131 むっ……? @830 どうやら、ナナシの訪問を 予知してなかったようだな……。 @131 やっぱり、あの村人は桜だったのね……。 @833 いや、話を聞く限りでは、 いつもは分かっていたようだぞ? @110 まあ……ウリユに 分からない事があるなんて……。 あの、失礼ですけど、\sあなたのお名前は? @130 ヒュードロ=ギッタン=バッコンバッコン。 @831 真面目に答えろっ!! @131 ナナシです。 @110 ナナシさん、ですか? それで……ウリユ、 \sナナシさんが誰だか分かる? @560 ……やっぱり、分からないみたい。 @110 そう……。 @560 あ、あの……。 ナナシさんってお兄さんなの? \sお姉さんなの? @131 えっ、分からないの? (私ってオカマにでも見えるのかしら……) @830 ……どうやらこの娘、 目が見えないみたいだな。 @130 ああ、なるほど……。 だからクロウも見えなくて、 逃げ出すことができなかったのね。 @831 まだ言うかっ!! @110 ナナシお姉さん、ですよね? @560 じゃ、じゃあ、ナナシお姉さん……。 ちょっとだけでいいから、 おはなししたいの……\sダメかな? @130 えっ、お話……? 私は別に構わないけど……。 @560 えっ、ほんと? @110 まあ……本当にいいんですか? 娘のわがままに付き合わせてしまって、 何だか申し訳ないですけど……。 @131 あ、いえ、気にしないでください……。 @830 (元より、話を聞きに来たワケだしな……) @110 ……じゃあ、\sせめて お茶でも用意してきますね。 どうか我が家だと思って、 ゆっくりとくつろいでください。 !wait20 !se(Action)学内歩き !wait50 !se(Action)ドア開け !wait20 !se(Action)ドア閉め @1 バタンッ ……。 !wait30 @560 あ、あのね……\s聞いていい? @130 なーに? @560 ……\sナナシお姉さんって どこからやってきたの? @830 『どこからやってきたか?』か……。 微妙な質問だな……\s何と答える? @130 この家の外からやってきたわ。 @833 それは当然だっ! @131 うーん、そうねぇ……。 あえて言うなら…… \sこの世界の外から来たってところかしらね? @560 やっぱりそうなんだ……。 ナナシお姉さんが 来るのが見えなかったから、 一体どこから来たのかなって思って……。 @830 ふむ、どうやら信じてもらえたようだな。 @131 軽いジョークのつもりだったのに……。 @833 ……って、冗談で言ったのか!? @131 ユーモアは全世界共通語よ。 @831 ちゃんと使いどころを考えろ!! @560 ……。 !wait30 あの……\s旅のおはなしとか、 聞いてもいい……? @130 旅のおはなし……? @560 うん……。 予知っていうけどね、 わたしのは自分の周りのことだけしか 分からなくってね……。 だから……わたしの知らないおはなし、 いっぱい教えて欲しいな、って。 @131 あら、予知も意外と不便なのね……。 @830 目が見えなくては、外の出来事など ほとんど分からないだろうからな……。 @130 そうね、楽しいことだけじゃなくて、 怖いものも知らないんでしょうねぇ……。 !wait20 @131 クロウとか、\s野犬とか、\sクロウとか……。 @831 だから犬嫌いのイメージから離れろっ! \sというか我の名を2回も出すなっ!! !wait30 !se(Action)ドア開け @1 ガチャ @110 はい、お茶が入りましたよ、ナナシさん。 @130 あ、ども……。 !wait20 @134 それじゃ、\s何の話からしようかしらね……。 @0 !mvnil !wait40 !bgm !wait40 ナナシは、旅の事や日常の話など、\> \<\sウリユとたわいもない会話をした……。 !wait30 そして、1時間後……。 !wait40 !v5=1 !mvシシトの部屋 !bgm安らぎ !wait20 !se(Action)飲む !wait25 !se(Action)飲む !wait25 !se(Action)飲む !wait30 @131 ……\sはぁ〜。 ウリユちゃん\r[家,ち]のお茶って、 とってもおいしいわねぇ……。 何杯飲んでも飽きないわ。 @560 ありがとう、ナナシお姉さん。 お姉さんにおいしいって言ってもらえて、 わたし、とってもうれしいな……。 @833 (しかし、10杯はさすがに飲みすぎだろ……) @560 そういえば、ナナシお姉さんって どうしてここへ来たの? @131 あれっ、そういえばなんでだっけ? @831 こらっ、忘れるなっ!! 我々は予言をしてもらうために ここに来たんじゃないか! @132 はっ、そうだった! 予言をしてもらうのすっかり忘れてたわ! @560 あっ、そっか……\sそうだよね。 !wait30 でもね……。 わたし、ナナシお姉さんの未来が これからどうなるか、\s全然分からないの……。 @131 えっ……そうなの? @560 うん……。 他の人がどんな未来になるのかは、 分かるし、絶対に当たるんだけど……。 ナナシお姉さんって、 なんだか特別な人みたい……。 何が特別かって言われても、 ちょっと言いにくいんだけど……。 @130 私が……特別な人……。 @830 むう、やはりそうか……。 我々の訪問を予知できなかった時から、 そうではないかと思っていたが……。 これも、ナナシが女神様によって 呼び出された特別な存在だからか……。 @131 (ちょっと言いにくいって……  \sまさか前に宿屋でオネショした事が……) @830 ……ナナシ、どうかしたか? @132 ななっ、なんでもないわよっ! @833 ……? !wait30 !se(Action)ドア開け @1 ガチャ @110 あの、だいぶ話し込んでますけど、 旅の方はいいんですか? @130 あっ、ユーミスさん……。 @830 そういえば、いつの間にか 完全に日も暮れてしまっているな……。 @131 おっと、つい話し込んじゃったわね。 @560 あっ、そっか…… \sナナシお姉さんもやる事があるんだよね。 @131 まっ、そこまで大した事じゃないけどね。 @831 いや、大した事だからっ!! @560 じゃあ、今日はこの辺でお別れだね……。 @130 そうね、いつまでも居座ってたら ユーミスさんにも迷惑がかかっちゃうし……。 @560 ……。 !wait30 あの……。 今日はありがとう、ナナシお姉さん。 明日も来てくれたら、\sうれしいな……。 @134 私を求める強い心があれば、 いつだって駆けつけるわ。 @833 なんだ、その意味深な発言は? @130 まあ、それは冗談として……。 しばらくはこの街に滞在するつもりだから、 時間があれば明日もまた来るわね。 @560 うん、わたし、楽しみに待ってるね……。 @130 そういうわけで、今日はおやすみー。 @560 おやすみなさい……。 !se(Action)学内歩き @0 !wait30 !mvコンビニ !wait40 @110 ナナシさん……。 @130 はい? @110 ……。 !wait30 ……ウリユとお話をしてくださって、 \sありがとうございます。 @130 いえ、こちらこそ、 色々とありがとうございました。 @134 お茶、とってもおいしかったです……。 @833 結局お茶か……。 @110 ……。 !wait30 あの子、\s予知能力が身についてからは、 あんなに楽しそうに話す事が なかったものですから……。 ……もし都合がよろしければ、 \s明日もぜひ来てくださいね。 @130 ユーミスさん……。 @110 それと、今日は満足なおもてなしが できませんでしたが……。 ナナシさんがいらした時のために、 今度はお茶菓子も用意しておきます。 @130 ……っ! @133 はいっ、分かりました! 明日も必ず来るようにしますっ! @831 なんだその態度の変わり様は!? @130 では、今日はこれで失礼します。 @134 おやすみなさい。 (ペコリ) @111 はい、おやすみなさい。 !se(Action)学内歩き @0 !mvnil !wait40 !bgm !wait40 !mv住宅地 !bgm夜の静けさ !wait20 @130 さーて、それじゃ宿屋に行くとしますか。 @830 うむ、今日は色々あったからな……。 しっかり寝て体力を回復させて、 明日に備えるといいだろう。 @131 明日もやることがいっぱいだからねぇ……。 ウリユちゃんに会いに行ったり、 大地の鎧の取り方を考えたり……。 @833 いや、それよりも街の周辺を 見て回る方が先決ではないのか? @131 発生したイベントは 順番に攻略していくのが私のモットーよ。 @831 我々には15日しか時間がないと 何度も言ってるだろうが!! そんなにのんびりとやっていたら、 あっという間に\r[厄災,わざわい]の日が来てしまうぞ! @130 焦りは禁物よクロウ、 それこそ相手の思うツボだわ。 まずは今できることから コツコツやっていきましょう。 @833 相手の思うツボって…… \s我々は『災い』の正体について 何も知らんのだぞ? 頼りにしていた予言者にも分からなくて、 今は手詰まりの状態じゃないか。 @131 まあ、今は何も分からないけど、 そのうちリクレールが気付くんじゃないの? 『全ては神のみぞ知る』って言うんだし……。 @831 リクレール様にも分からなかったから 我々がこうして探しているんだろう! もう少し計画性を持って行動しないかっ! @130 これも計画のうちよ。 もしかしたら、数日後にウリユちゃんが 『災い』を予知するかもしれないじゃない? そう考えれば、街にとどまる事も 決して間違ってはいないわ。 @833 まあ、その可能性もなくはないが……。 @131 ほら、だから今は 下手に動かない方がいいわ。 まずは、街の中をくまなく調べてみましょう。 そうすれば、何か『災い』の手がかりが 見つかるかもしれないしね。 @833 うーん……。 (果たしてそれでいいのだろうか……) @130 ……ってワケで、 \s今後の方針も決まったし……。 @131 あとは宿屋でぐっすりターイム♪ !se(Action)学内歩き @0 !mvnil !wait40 !bgm !wait40 そして、ナナシ達は……\> \<\s『災い』の手がかりを掴むために、\> \<数日の間シイルの街を調べて回った……。 !wait20 !v5=0 !mvシシトの部屋 !bgmコミカル !wait20 @560 えーと、わたしが 色々予知できるようになったのは、 5年ぐらい前なんだよ。 一緒に目も見えなくなっちゃったけど、 明日のことが全部分かるようになったから、 あまり困らなかったの。 @130 ほむほむ、なるほろねぇ〜。 ←(茶菓子をほおばってる) !se(Action)ドア開け @110 ナナシさん、お茶が入りましたよ。 @131 おお、ありがほ〜ほはいあす。 (もぐもぐ) @833 ……。 !mvnil @0 !mv !wait40 !mv本屋 !wait20 @130 ……。 !wait20 !se(Action)ページをめくる @130 うーん、\sなるほど……。 これは大いに参考になるわね……。 @833 ……おい、ナナシよ。 @130 なーに、クロウ? @833 ……。 !wait30 お前、\s何の本を読んでるんだ……? @131 はっ、ちゃんとラベルに書いてあるでしょ? この本は、マリムおばさん執筆の 『今日の晩御飯』よ。 @831 そういう事を言ったんじゃない! \s我々は『災い』について調べているんだ!! そんな本を読んで、 一体何が分かるというのだ!? !se(Action)ビシッ @133 美味しいシチューの作り方が 分かるに決まってるじゃないのっ! @832 (聞いた我がバカだった……) !mvnil @0 !mv !wait40 !v5=1 !mv住宅地 !wait20 @1 「なんで勝手に  結婚しとるんじゃあああ〜ぬおお〜!!」 「だいたい、結婚する前に連絡せんかっ!!  それが普通じゃろが!」 「何よ!あたしの問題でしょ!  パパが何て言っても無駄なんだからっ!」 「とほほ……。」 @833 ここの家の者たちは、 まだケンカをしていたのか……。 @130 いわゆるイベントループってやつね。 このイベントが進む時、 きっと『災い』に繋がる大きなヒントが……。 @831 一般家庭の\r[些細,ささい]ないざこざが、 世界の『災い』にどう繋がるというのだ!? @131 そうねぇ……。 この中の誰かが、現状に耐えられなくなって 世界を滅ぼそうと考えるとか……。 ……。 @130 ……っ! !se(Action)跳ね @132 ……って、そうなったら大変じゃない! 手遅れになる前に、 力ずくでも止めないと……! @833 おいっ、待て、ナナシ! \s暴力に打って出るのはマズいだろ! トーテム能力者が普通の人間に 手を上げたら大変な事になってしまうぞ! @133 そんな事で悩んでいる暇はないわ! あの中には、世界を滅ぼすほどの 力を持った人間がいるのよ!? !se(Action)爆発音 @831 \f[40]絶対いないわぁぁぁー!! @0 !mvnil !wait40 !bgm !wait40 こうして、ナナシ達は……\> \<\s『災い』の正体を掴むために、\> \<昼夜を問わず街を調べて回った……。 しかし、何一つとして\> \<手がかりは見つけられずに、\> \<\s時間だけが空しく過ぎていった……。 そんな彼らに残された唯一の希望は……\> \<\sウリユの予知と、保管庫の本くらいだろう……。 !wait30 しかし……。 これより数日後……\> \<\s街の存亡に関わる、\> \<もう1つの『災い』が起こることを──。 今のナナシ達は、知る\r[由,よし]も無かった……。 !wait80 \> \<-『激闘編』へ続く-